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忌野清志郎、三浦友和の後輩・佐々木千隼への期待


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

都立日野高校出身の佐々木千隼

佐々木は都立日野高校という野球では名門と言えない高校の出身です。しかし3年夏の西東京大会では、3回戦で早稲田実業を相手に延長13回221球を投げ抜き、3失点完投勝利しました。続く4回戦では4失点完投、5番打者としても先制2点適時打と特大本塁打を放つなど投打に活躍し、第1シードの日大鶴ケ丘を破り、ベスト8に入りました。都立日野高校はRCサクセションの忌野清志郎、俳優の三浦友和の母校で、他にもアンジャッシュの2人の母校でもあり、芸能界で活躍する方が多い学校です。ちなみに佐々木は都立高校出身初のドラフト1位指名だそうです。

2016年ドラフトで外れ1位で5球団競合

2016年ドラフト会議では、田中正義(創価大学)を外した千葉ロッテマリーンズ・読売ジャイアンツ・北海道日本ハムファイターズ・広島東洋カープ、柳裕也(明治大学)を外した横浜DeNAベイスターズから1位指名を受け、抽選の結果ロッテが佐々木の交渉権を獲得しました。ベイスターズはこの年のドラフトで明大柳を1位指名するか、佐々木を1位指名するかドラフト当日まで迷ったそうです。元々2位指名で北海道東海大のサイドスロー投手水野を指名する予定だったベイスターズですが、佐々木が1位で獲得できた場合は、別な選手を2位で指名することも視野に入れたようです。佐々木については桜美林大学で佐々木を指導したベイスターズOBの野村氏から情報を得ていたようで、最初に入札していたら2016年のドラフト指名選手はかなり変わっていたかもしれません。

2021年がキャリアハイの佐々木

期待された佐々木ですが1年目は一軍で15試合(14先発)に登板して4勝7敗・防御率4.22、2年目は春先から不調で肘の手術もあり一軍での登板なしでした。3年目、4年目もコンディション不良などで1桁試合の登板しかありませんでした。5年目の2021年、4年目に痛めた肩の影響もあり、脱力投法に切り替えると54試合の登板で8勝1敗26ホールド1セーブ・防御率1.26と好成績を残しました。2022年もコンディション不良で23試合の登板で2勝3敗1ホールド・防御率6.39、2023年は二軍でも失点が多く、一軍では1試合のみの登板でした。しかし夏にシュートを習得して、それからは二軍で無失点でした。

ベイスターズでの佐々木のポジション

ベイスターズには同級生の濱口、京田、佐野がいます。特に濱口、京田とは日米大学野球で一緒に戦った仲間です。また1期下の楠本も一緒に日米野球に出場しています。こういった佐々木の全盛時を知る仲間とプレーすることで、もう一度輝きたいという気持ちになって欲しいです。そしてベイスターズのリリーフ陣の中継ぎの柱としてチームの勝利に貢献して欲しいです。内角を抉るシュートを駆使して、新しい佐々木千隼を見せて欲しいです。


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