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バウアーのベイスターズ入団はMLB復帰の足掛かり?

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

MLBの関係者と常に接触続けたベイスターズ

ベイスターズはダイヤモンドバックスと戦略的業務提携を結び、キャンプ中にコーチの交換派遣などをしています。今回、バウアーを獲得するきっかけとなったのも、シアトルのドライブラインというトレーニング施設に自費で2019年に参加した今永昇太、濱口遥大、京山将弥から球団がドライブラインに接触し、それがきっかけでバウアーがベイスターズの練習施設DOCKに訪問したことがきっかけでした。バウアーの代理人は2020年にFAとなるバウアーが、MLBとの入団交渉が不調に終わった場合、一時的にNPBなどで調整入団することを当時から考えていたようです。バウアーが納得するトレーニング施設を提供できるNPB球団があるかどうかの調査を兼ねての来日だったのではないか?とも言われていました。ベイスターズの関係者はバウアーに限らず、MLBの代理人、球団関係者とのパイプを常に作っています。外国人選手獲得といえば、スカウトの腕に任せれていたところがありました。元広島のロペス、元阪神のハンセルという腕利きの駐米スカウトの活躍はもちろんですが、球団幹部がMLB関係者から最新の情報入手できる関係にあることが大きいです。2023年3月のバウアー獲得については、2023年1月に今季2250万ドル(約29億7000万円)の契約を残した状態での3年契約していたドジャースをDFA(事実上の戦力外)になり、その後はウエーバー期間を経てFAとなった時からMLB球団も調査する中で独自の調査をしていました。バウアーの代理人もバウアーが望むトレーニング施設があるNPB球団として、兼ねてから挙げていたソフトバンク、ベイスターズからの接触がある場合には、海外移籍先の優先候補として交渉の窓口を開いていました。ベイスターズ側の懸念は20年6月に知人女性から性行為中に顔面を殴打するなどの暴行を加えたと告発された件、歯に衣着せぬSNSでの言動などでドジャース球団幹部を怒らせたバウアーの性格などかなり調査していたようです。

バウアーの目標は日本で結果を残しMLB復帰

今回MLB他球団がバウアーに手を出さなかったのは事件の問題もありますが、2021年途中から登板していない32歳の投手と契約すべきかどうかです。バウアーが2021年途中までのようなピッチングをすれば、2024年はFAとなって高年俸でライバル球団に移籍する可能性があります。逆に成績を残せなければ、MLBで処分された投手を獲得したというリスクだけが残ります。こういった中でバウアーがNPBでどういった成績を残すかが今後に繋がります。バウアーはベイスターズで圧倒的な成績を残して高額な年俸でMLBへの復帰をしたいというシナリオがあるでしょう。ベイスターズの球団幹部もそのあたりは織り込み済みでしょう。バウアーが最多勝、沢村賞を獲得すれば、ベイスターズも優勝に近づきますし、バウアーのMLB復帰も近づくでしょう。

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