社会人No.1吉村投手とベイスターズ

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

吉村貢司郎とは?

日大豊山高1年生からマウンドに登り、国学院大学でもドラフト候補とされましたがケガもあって指名されず。社会人東芝2年目でドラフト解禁初年度の2021年ドラフト前にブレイクしたものの各球団指名を回避しました。スピード、コントロール、変化球全てが高レベルで、即戦力投手という意味では2022年ドラフト候補投手ナンバーワンといえます。

東芝とベイスターズの関係

1983年ドラフトで東芝はエース川端がプロ入り希望だった関係で、高卒3年目でドラフト解禁の青木投手の指名回避を各球団スカウトにお願いしていました。しかし大洋は高校時代から青木投手を追っていたスカウトが本人の了解を取り2位指名。大洋入団となり東芝との関係が悪くなったとされます。翌1984年ドラフトでも東芝入社が決まっていた地元関東学院六浦の蒲谷投手を3位指名するなど大洋スカウトと東芝の関係は悪化したと言われます。一方で東芝はベイスターズと同じく横浜市を本拠にするため、1990年代に入ると練習試合などで交流を持つようになります。特に東芝の平馬監督はベイスターズ入団を熱望し、ベイスターズのキャンプに参加した経験もあります。

2021年のドラフトでなぜ吉村は指名されなかったのか?

完成度の高い吉村を東芝監督平馬はドラフト1位でプロに送りたかったのではないでしょうか?ベイスターズを含む何球団かが2021年のドラフトでの指名について調査をしたと言われます。ドラフト1位で入団した選手とそれ以外では契約金だけでなく、プロ入り後球団の配慮にも差があることを平馬はよくしっています。平馬の大学時代の師匠である元ベイスターズGMの山中正竹氏からは「なるべく高い順位で選手を球団に送ること、下位指名ならば条件面について細かくスカウトに注文すること」を教わったといいます。プロ入り熱望していた平馬に山中氏は「平馬のようなアマチュアエリートがテスト生同然の条件でプロ入りしても後悔するだけ」と諭され、プロ入りを断念したとも言われます。各球団とも東芝吉村に対して入札1位まで約束することができなかったこで、吉村は東芝に留まり、改めてドラフト1位指名を待つことになったと考えられます。

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