見出し画像

ウィンターリーグで躍進の東妻が練習試合で光る


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2月17日中日との練習試合6-1で勝利

ベイスターズは2月17日の練習試合中日戦で6-1で勝ちました。試合は前半3回を根尾に、4回を橋本に抑えられヒットが出ませんでした。その間に2回から登板した小園が5安打1失点とピリッとせず中日にリードされます。ベイスターズは6回まで内野安打1という打線がダメでした。投手陣は先発で1回を投げたジャクソン、5~7回の3イニングを投げた中川颯が無難に抑えたのはさすがでした。ベイスターズ打線は7回に松尾のヒットからチャンスを広げ、石上ヒットでレフトを守る東妻がタイムリーツーベースで逆転しました。その後も勝又のタイムリーがあり3点取りました。9回には東妻がホームランで中日を突き放します。勝又がしぶとく内野安打の後、あたりがなかった林の風が味方したツーベースで5点目が入ります。益子が更に村松へのイレギュラーバウンドの内野安打で追加点を取ります。8回はウィッグ、9回は上茶谷と一軍クラスの投手は安定したピッチングでした。

小園はピッチトンネル未完成

小園はツーシームなのか?チェンジアップなのか?大きく落ちるボールが早い時点で変化したため二軍クラスの打者にも見送られてカウントを苦しくしたりしていました。ピッチトンネルを考えて高校時代からピッチングしているという小園ですから、変化は小さくなってももっと打者に近いところから変化するような投球をしなくてはいけません。ツーシームなら指でボールを挟まないとか、チェンジアップだったら打者の手前までストレートと同じ軌道になるようにボールの縫い目への指の掛け方を変えるなど必要かもしれません。

野手の激しい争いが東妻と勝又に火を点けた

本来捕手の東妻は23年オフにオーストラリアのウインターリーグに参加し、キャンベラ・キャバルリーの一員としてプレーしました。12月5日には週間最優秀打者に選出されるほどの打撃で捕手以外で一塁手、外野手をこなしました。入団5年目を迎えてなんとかしなければいけないという気持ちに火が点いたのでしょう。この練習試合でレフトとして結果を出しました。また東妻より1年先輩で投手から野手転向し、育成選手を経験した勝又もセンターを守り、打撃で結果を出しました。左右の新戦力となる2人の打者がベイスターズ野手陣の激しい一軍争いをより一層燃えるものにしそうです。

チーム内の競争が激しいチームが勝つ

牧と宮崎以外はレギュラーではないと三浦監督が宣言する通り、ベイスターズの野手陣は2024年激しい競争が繰り広げられています。競争がなく、一部の有望な選手にポジションを与えてしまうと「チャンスなし」と諦めて、チーム内で腐ってしまう選手が出てきます。今季のベイスターズは本当にガチの競争をしている感じです。遊撃手のレギュラー有力と言われた林も「前で叩いて当てに行く」ゴロ打ちで凡打を量産していたら、ルーキーの石上の力強い上がる打球の前に遊撃手のポジションをこの練習試合では奪われました。強い打球が打てる選手にチャンスが巡ってくるベイスターズのポジション争いはチームを強くしてくれるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?