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後半戦は二軍からも積極起用を


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

優勝が遠のいたベイスターズの課題

8月5日時点で首位の広島カープは主力打者西川がFAでいなくなっても強いです。6年目の小園を4番に据えて、高卒育成から昇格の二俣やドラフト7位高卒6年目の羽月などを見事に戦力に仕立て上げて上位にいます。ドラフト6位4年目矢野はショートのポジションを固めていますし、菊池、田中、堂林、秋山、野間、松山といったベテランも戦力として機能しています。使える選手をどんどん使って選手層を厚くしています。投手陣では森下、床田が左右の柱として存在し、大瀬良、九里といったベテランも先発を固めます。高卒5年目の玉村が左の先発に育ったことも大きいです。巨人はシーズン途中で獲得した外国人選手を躊躇なく試合で使っています。育成から支配下に上がった選手もすぐ一軍で使います。阪神は森下や佐藤輝明を二軍に落としてでも、打撃を復活させたり、名前で一軍起用をしない厳しさがあります。各球団とも使える選手を増やしながら、主力のコンディションを整えるあたりで、ベイスターズとの差が出てきました。今季のベイスターズは比較的選手を入れ替えているとは思いますが、調子の落ちている佐野や宮崎、牧を二軍で調整させて、他の選手を起用するところまでいっていません。長打力のあるフォードを獲得していますし、後半戦では二軍で打ちまくっている井上を積極起用するなどして、戦力を厚くする必要があると思います。投手陣でも左腕の森下や3年目の小園は、一軍でもっと起用して戦力化していくべきでしょう。レギュラー固定、打順固定などに拘っていると他球団に差を広げられてしまうと思っています。

野球は変えてきたが結果が付いてこない

23年は犠打企画数142でリーグトッポ犠打成功率.746とNPB最低でした。バントでの得点期待値が、普通に打った時より低いことがデータで出ているのに、こんな効率の悪い野球をしていました。今季は犠打44とセ・リーグ最低です。また盗塁が23年はシーズン33だったのに24年はここまですでに47でリーグトップです。明らかに今年はデータに寄せて野球をやり始めています。しかしチーム得点圏打率が.232とリーグ5位の低さに象徴されるようにチャンスで、あと1本が出ないチームになっています。チャンスを作るところまでできているに点が取れなくなっているのは、佐野、牧、宮崎のパフォーマンスが落ちているからと言えるでしょう。筒香がケガから復帰したら、フォードも含めて、佐野、牧、宮崎、フォード、筒香、オースティン6人をどのように組み合わせて起用していくかをうまくやっていけば結果は出てくると思います。とにかく、主力を休ませながら起用することが大事だと思います。

選手層を厚くするドラフトを

野手の上位指名が増えてベイスターズもここ1,2年で選手層が厚くなりました。投手、特に高校生投手の3位までの指名は極力避けるべきです。150km/h近いボールを投げる高校生は高い確率で2,3年でTJ手術になります。またスライダー投手も同様です。投手は大学か、社会人で、できれば既にTJ手術を終わらせて復活している投手などがいいです。スピードよりコントロール重視の方が選手層が厚くなります。スピードは現代のデータ解析で150km/hぐらいまで上げられますが、コントロールは完全に素質です。体が使えるかどうかです。野手はとにかくバットが振れる選手です。叩きつけるという非常識な打撃ではなく、最近の用語でいう「縦振り」、重力に従ってバットを振り下ろし、ボールを捉えるところでアッパーブロー気味に打てる選手が必要です。何よりも体が強く丈夫な選手が大事です。大怪我や病気で選手が欠けてしまうのはチームにとって痛いです。そのためにも故障確率が高い高校生投手の上位指名はやめること、体が弱い野手の獲得はやめることをして欲しいです。

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