三浦監督就任のタイミング

2016年監督就任依頼があった

中畑監督退団のタイミングで三浦大輔投手に監督就任を打診していた事実がありました。

中畑監督は2015年シーズン終盤退団の覚悟を決めると高田GMに了解を取り、三浦大輔引退→監督就任の意向について探りを入れます。条件は三浦投手が引退に同意することでした。しかし三浦投手は2016年も現役続行を決断し、次の候補の中から面談したラミレス氏が監督就任することになります。もし2016年から三浦監督が就任していた場合はチームがどうなっていたか興味の湧くところですが、戦力的にはCSに行ける戦力は揃っていたのでラミレス監督同等の結果が出ていた可能性はあります。

2018年オフ

ラミレス監督が就任1,2年目Aクラスで2年目には日本シリーズ出場を達成します。しかし2018年は4位。独特の采配に一部のコーチは心離れ退団します。2018年オフはラミレス監督も翌年の契約はないと思っていたようで水面下で監督就任の意向を確認されていた球団への移籍準備をしていたとも言われます。実際に高田GM、三原代表がチームのスペシャルアドバイザーだった三浦大輔の現場復帰に動いていたことからラミレス監督の後任は三浦大輔という雰囲気がチームにも生まれていました。ただ三浦はいきなり監督でなくコーチからやりたいという意向があったこと、親会社がGMと監督が同時に代わることへの懸念を示したことからラミレス監督の契約延長となりました。ラミレス監督は2019年には巻き返しを図り2位で本拠地でのCS開催に漕ぎ着けました。

2021年監督就任

2020年4位に終わりオーナーが厳命した優勝はおろかBクラスで終わったことでラミレス監督の契約は終わりました。ファンからは三浦監督就任まで繋ぎの監督で選手強化をという話がSNS上では盛り上がりました。ラミレス監督が選手を酷使して使い潰したという話ですが戯言でしかありません。ラミレス監督のベイスターズでの成績を見ると3位、3位、4位、2位、4位で336勝337敗で勝率.499と5年間トータルで見ると3位勝率5割というチーム運営をしています。選手もレベルアップしています。投手にけが人は見られますが、ファンが言うように100球以上投げたら酷使とか、規定投球回数投げたら投手生命が終わるとかは選手を甘やかすだけでラミレス監督が選手を潰したとは思いません。ただし5年でここまでということは優勝を狙うには監督交代というフロントの意図はわかります。優勝を託されたのが三浦監督です。けが人も含めてベイスターズには圧倒的な選手層の薄さを感じます。シーズンのこれからとその後のドラフトも含めてフロントの課題は三浦監督をバックアップする戦力強化にあるようにも思えます。三浦監督が2021年監督就任したことを後悔しないように準備して欲しいです。

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