超一流の逸材をドラフトで獲得すること

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

くじ運は悪いがチームを変える選手なら指名すべき

大洋時代からドラフトの目玉と言える選手に入札したのは以下の選手たちででしょう。1969年 早大 荒川堯、 1973年 慶大 山下大輔(いの一番指名)、1978,1979年 日本鋼管 木田勇、1980年 東海大 原辰徳、1984年 明大 竹田光訓、1986年 亜大 阿波野秀幸 1989年 新日鉄堺 野茂英雄、1998年 横浜高 松坂大輔、2001年 日南学園 寺原隼人 2006年 駒大苫小牧 田中将大、2007年 仙台育英 佐藤由規、 東洋大 大場翔太、2010年 早大 大石達也、2012年 亜大 東浜巨、2013年 桐光学園 松井裕樹、2014年 早大 有原航平、2021年 市立和歌山 小園健太。
木田勇、原辰徳、阿波野秀幸、松坂大輔、田中将大がいたら・・・チームの歴史は変わっていました。

超一流素材を獲得することでチームに好影響

DeNAになってから高田GMが日本ハム式のフロントワークでチーム強化をしようとしました。日本ハムは高田GMの時代からダルビッシュ、中田翔、斎藤佑樹、菅野智之(入団拒否)、大谷翔平、有原航平、清宮幸太郎という目玉選手に入札し、抽選にも勝って獲得できています。この部分はベイスターズと大きな差になっています。一流の素材がチームを一流にしてくれるのです。特に大谷入団以降は栗山監督が二刀流も含めて、今までの常識に囚われない育成、起用法でチームをステップアップさせました。しかし斉藤祐樹がブレイクせず引退、清宮が伸び切っておらず、日本ハムにかつての勢いがありません。一流選手の獲得にはくじ運というハードル、育成が順調にいき、戦力になるというハードルがあります。しかし入札しなければ獲得権利もないので、今後のベイスターズは超一流選手が出てきたら入札するという次元にきているかもしれません。

全てが揃った選手じゃなければ下位指名でもいい

超一流選手は打者でいえば好走守、投手でいえばスピードだけではなく、コントロールも揃っているという欠点が少ないのが特徴です。打撃はいいけど守備は下手とか、その逆なら下位指名でも獲得出来る訳ですから、チームの足りない部分を埋めるだけなら下位指名でもいいような気がします。

ポジション別年齢分布に拘ると弱くなる

昭和の時代から広島カープが取り入れてチームを強くするために使ったスカウティングにポジション別年齢分布があります。これは高卒選手が2,3年目でレギュラーになる前提の分布です。高卒3年目までの選手がレギュラーだけじゃなく一軍も視野には癒らないのであれば、この年齢分布は22歳未満は意味がない表になります。ベイスターズでも近年、高校生外野手を取らないと年齢分布的に終わりだとか言う方がいますが、分布図を作ることが目的になってチームを強くなることは二の次という方の考え方になります。年齢分布に拘るとチームは確実に弱くなります。それよりも勝つために必要な強い選手を獲得しなければチーム層は薄くなることを考えるべきでしょう。

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