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ベイスターズ中継プレー変革

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

外野手の球速計測を取り入れた

外野手にとっての「30メートル」送球。これは、本塁などへの内野手を挟んだ中継プレーで、スピードと正確さが求められる最低限の距離です。ベイスターズは、A班(1軍)キャンプに参加している外野9選手についてスピードガンで測定しました。ノーステップ、3メートル助走、6メートル助走で測定し、球速の違いを確認しました。正右翼手候補の楠本は128キロ、134キロ、141キロと球速アップしています。勝又は141キロ、146キロ、149キロと上げました。身体能力が高く、短い助走の中で一気にスピードを上げて今回トップの数字。これまで外野手の肩の強さは遠投能力で測られていました。現実の中継プレーでは外野手の球速+中継に入る内野手の球速が関係してきます。この組み合わせによって右翼が楠本なら遊撃手森の場合、森がどの位置に入れば三塁で走者を刺せるかとか、二塁からセンター前ヒットで走者が本塁に帰ってくる場合、内野手が中継に入った方がいいのか?捕手にダイレクト返球した方がいいのか?外野手と内野手の関係で変わってきます。

遠投だけなら45度の角度が最長距離になる

小学校の理科で習った通り、基本的には45度の角度に投げ出すと最長距離の遠投が可能です。ななめの方向に初速度を与えて、空中に打ち出す動作を斜方投射といいます。ただこれは地面からの高さ0が条件になるので実際に人が投げる場合には45度より小さい角度になります。空気抵抗も加えると更に小さな角度になります。しかし45度近い角度で投げると速度のロスは大きくなるので最短時間で目的地に届きません。大事なのは目的のところまで何秒で届くか?となります。そのために30m球速の計測は意味があることになります。A選手はレーザービームの方が捕殺や中継での走者の進塁を防ぐ可能性が高いが、B選手は内野手Cとの組み合わせで中継プレーをした方がいいなど、中継プレーの質があがります。

中継プレーの質を高める

外野手のプレーではレーザービームのような個人プレーが賞賛されますが、中継プレーの質を高めることがチームにとっては最優先です。外野手も内野手も自分がどういう送球をどこにすればいいのか?野手の組み合わせによって最適選択をできるようになれば、ベイスターズの中継プレーの質は格段に上がります。アウトにできなくても相手チームの進塁を止めることができれば、それは大きなことです。2023年ベイスターズの中継プレーは質が上がりそうです。

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