宮崎残留にみるベイスターズの今後

お断り


今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

宮崎6年契約12億

FA権を取得していた宮崎が6年契約12億円+出来高でベイスターズに残留します。プロ9年目で通算835試合出場885安打102本塁打打率.302 ちなみに併殺打も100です。2017年にレギュラーになると2019年を除いて打率3割以上の安定した打撃成績を残しています。2016年にラミレス監督が宮崎に徹底的にチャンスを与えたことにより、2017年宮崎は首位打者を獲得します。1988年生まれですから12月で33歳。6年契約が終了する頃には39歳になっています。長期欠場の大きなケガなども今まではないのも特徴でベイスターズの打撃面を今後しばらくは宮崎が支えていくことになりそうです。

ベイスターズのチーム作り

DeNAになってすぐにFAで主砲の村田が巨人入りしました。いきなり4番打者探しとなりました。中村紀洋、ラミレスという他球団を戦力外になった主砲を軸に据えた打線は厳しいものとなりました。その後は外国人選手を打線の中心に据えながら筒香が主軸になっていきます。FAでは2016年にエース格の山口、2020年には核弾頭の梶谷、先発ローテ投手井納が巨人へ移籍します。主砲に育った筒香も2019年オフにMLBにポスティングで移籍します。チームの核となる選手がようやく育ってはいなくなるという状況では厳しいと言うことがベイスターズフロントも身に染みてわかったのでしょう。宮崎を異例の長期契約よって主力として残してチームの骨組みがバラバラにならないようにしようと努力している様子が伺えます。

三塁手は当面大丈夫

宮崎の守備範囲が狭くなっているとはいえ、スローイングは安定していてベイスターズの三塁手は当面安泰ではないかと思います。守備に不安が出てきたら試合の後半は守備固めを出すなどの対応で起用方法でうまく扱えば、打撃面での宮崎効果は大きいものとなります。宮崎は生涯盗塁0が示す通り、元々足が速くありません。足の速い選手は加齢による衰えが顕著に出やすいのですが、宮崎はその心配がありません。宮崎残留の効果はベイスターズの今後のチーム作りに良い結果を及ぼしてくれそうです。

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