ベイスターズはなぜ阪神に弱いのか?

ベイスターズと阪神との相性

年数 対戦成績
2012年 10勝11敗3分
2013年 14勝10敗
2014年 8勝16敗
2015年 11勝14敗
2016年 9勝15敗1分
2017年 10勝14敗1分
2018年 8勝17敗
2019年 8勝16敗                           なんと2013年以来負け越し続けています。2つの大きな原因があると考えています。阪神キラーと言われた三浦が衰えてきたことが1つ。そしてMLBから戻ってきた福留が2014年からレギュラー格としてベイスターズ対策を阪神打線に植え付けたことがもう1つ。福留はベイスターズがデータ分析を使って試合に臨んでいるということでデータの裏をかく野球の仕方というのをやり始めています。MLBではマネーボールにあるようにデータでシフトも組むし、選手起用も行います。基本的に力対力の勝負なのでほぼデータ通りの結果が出てしまうことが多いです。そういった野球を見てきている福留は自分が苦手な外角低めを攻めてくるときには思いっきり踏み込んで真ん中低めにしてホームランするのです。(これは単純な例えです。)特にデータ野球を徹底するラミレス監督になってからは圧倒的にやられています。19年のCSで福留に内角高めを思いっきり攻めてぶつけていますが、こういった対策で踏み込ませないことなどが阪神対策にとって大きなカギになりそうです。福留のやり方を糸井、鳥谷、最近では大山あたりとも取り入れています。鳥谷がいなくなったこと、糸井が衰えてきたことで少し有利に働く可能性はあります。

横浜スタジアムでの阪神との相性

2012年 6勝5敗1分
2013年 7勝5敗
2014年 4勝8敗
2015年 7勝6敗
2016年 3勝8敗1分
2017年 3勝8敗1分
2018年 3勝10敗
2019年 4勝8敗                           横浜スタジアムでの阪神戦の相性もよくないです。阪神はメッセンジャー、藤浪、ドリス、ジョンソンなど球威がある投手が多いです。特に狭い横浜スタジアムではホームランを打たれないためにより強く投げ込んでくるためにベイスターズ打線は抑え込まれます。一方、阪神打線は日ごろホームランが出にくい甲子園球場で試合しているためにヒットの狙いとなりますが、横浜では思いっ切り振り切ることでホームランが打てます。打者の本能としては楽しめる球場ということで良い結果が出ています。ベイスターズの投手は内角高めをあまり使わないので踏み込んで打撃練習のように安心して打てるとも言っています。この辺りは対策が必要でしょう。阪神の投手陣ではメッセンジャー、ドリス、ジョンソンがいなくなることでベイスターズ打線にとっては吉報となります。

阪神に勝つためには?

糸井のようなどういう球を狙っているかわからない打者もいるのであえてデータを無視した野球をやってみるというのはあるかもしれません。そしてベイスターズファンは内角球は卑怯だから投げてはいけないという方が多いのですが、内角高めの仰け反らすような球を適宜交えながら踏み込ませないということが必要になってくるかと思います。相手の打撃ゾーンを狭めるための投球です。外角低めのボール球だけで抑えろという人もいますが、ベイスターズの投手はそれでフォアボール出してランナー貯めて苦しくなって長打を打たれるということが良くあります。ゾーンを広く使う野球で勝負して欲しいです。攻撃面では阪神の投手陣は決して牽制やクイックがすごく得意な投手ばかりではないので、実際に走らないとしても盗塁があるというところを見せて動揺をさそってほしいです。攻撃面でも少しバラエティに富んだものを期待したいです。

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