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ベイスターズキャンプ地あれこれ

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

ベイスターズの歴代キャンプ地

山口県・下関球場:1950、1952
兵庫県・神戸銀行グラウンド:1951
兵庫県・明石球場:1953、1960 - 1961
長崎県・大橋球場:1954
鹿児島県・鴨池球場:1955、1957 - 1958
千葉県・銚子球場:1956、1962
岡山県・岡山球場:1956
静岡県・三保東海大グラウンド:1959 - 1961
愛媛県・松山球場:1959
静岡県・島田球場:1972 - 1973
静岡市・草薙球場:1963 - 1971、1974 - 1979、1981 - 1986の一軍キャンプ、(1981・1987 - 1989の二軍キャンプ)、他
アメリカ合衆国・アリゾナ州メサ市・ホホカム球場:1980 - 1981
静岡県・伊東スタジアム:1980年代、秋季キャンプとして使用
宜野湾市・宜野湾市立野球場:1987 -(春季キャンプ。2020年に全面人工芝の屋内練習場を新設)
神奈川県・横浜DeNAベイスターズ総合練習場:1990 - 2019
横須賀市・DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA:2020 -(秋季キャンプ。2020年新設)
沖縄県・嘉手納町営球場:二軍キャンプ
鹿児島県奄美市・名瀬運動公園野球場:2010 - 2019(秋季キャンプ。2020年、ファーム練習場の新設に伴い終了 2023,24二軍キャンプ
ベイスターズのキャンプは1987年からは一軍宜野湾、二軍嘉手納というのが続いてます。35年以上続くキャンプ地です。1963年からは1986年までは静岡草薙球場が20年ちょっと続いていました。途中メサキャンプなどを挟んでいますが、ここも長いです。

沖縄がキャンプ地に

キャンプ地選びでは冬の気象条件は特に重要であり、現在では、平均気温が15度以上で国内で一番温暖な沖縄県か、沖縄ほど温暖ではないが晴天日の多い宮崎県の2県のほぼいずれかとなっており、この2県以外では埼玉西武ライオンズB班が高知県で行うのみとなっています。かつて沖縄は「キャンプ不適合」という烙印を押された過去があります。1957年に沖縄がアメリカ統治下だった頃に一度だけキャンプを行った球団が大映スターズです。この年、親会社である大映が沖縄に映画館を建てたことを記念し行われたとされる沖縄キャンプですが、その際沖縄の短所が大きく出てしまいました。沖縄の2月は宮崎とは対照的に日照時間が短く、雨の日が続くことが多く、実際に大映が沖縄に来た時も連日雨に打たれました。また練習場も少なく、1970年代までは沖縄でキャンプをする球団はありませんでした。1979年日本ハムがオーナーの出身地徳島でのキャンプから名護にキャンプ地を移します。沖縄観光コンベンションビューローが1975年に日本復帰3年を記念して後楽園球場で日本ハム球団と結婚式イベントをやったことがきっかけとなり、名護へ誘致したのです。1981年に名護キャンプの成果で日本ハムが優勝すると、982年からは広島が沖縄市でキャンプを開始したことを皮切りに、1986年横浜大洋が宜野湾市、1987年中日が具志川市と石川市(現在のうるま市)で開始し1996年からは北谷町、1989年にはロッテが那覇市、阪急が糸満市(1993年から宮古島)、1990年ダイエーが読谷村と、数多くのチームがこぞって沖縄でキャンプを張るようになりました。横浜大洋は広島の沖縄キャンプを経験した古葉監督の就任がきっかけとなりました。

プロ野球キャンプの経済効果

プロ野球キャンプ地の経済効果は100億円を超えるものとなります。1か月でそれだけの経済効果があることは地方都市にとってはインパクトが大きいです。球団が落とすお金だけではなく、取材するマスコミ、応援に来るファンの経済効果は大きく、コロナ禍でファンサービスや観戦の自粛があったことは各自治体にとってダメージは大きかったようです。2023年からはファンサービスも各球団再開するようですから、各チームの練習による戦力アップと共に、キャンプ地自治体の経済効果アップが期待できそうです。

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