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攻める外角球戦略 平良

お断り


今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

平良ケガから復帰で2勝

2023年4月16日阪神戦で平良は6回1失点10奪三振で今季2勝目を挙げました。平良といえば長い手足と柔軟性を生かしたトルネード気味の変則サイドスローからの独特のスライダーが武器で、ゴロを量産するタイプの投手です。しかし、この試合では10奪三振。平良は外角でのストライクの出し入れを信条としています。外角球で逃げるのではなく、打者から見ると真ん中に来たようなボールが外角ギリギリのストライクゾーンまで逃げていき手が出てしまうという、攻めの外角への配球です。145km/hを超えるストレートでストライクゾーンを自在に使い、スライダーで空振りを誘う投球が阪神打線を三振の山にしました。打者が打席に立っても際どいストライクゾーンを丁寧に攻めることができる平良独特のコントロールも冴えまくりました。

打線は才木に4安打

阪神は2016年ドラフト3位の才木。力のあるストレートを持つ投手を集める阪神の投手陣らしい投球で7回4安打2失点に抑えられました。入団2年目から一軍の主力として抜擢された才木ですが、2020年には肘の手術をして2年間をリハビリに費やしました。2022年7月に復活した才木は先発投手として2022年4勝を挙げて復活します。157km/hのストレートはなかなか打ち崩せないので、青柳攻略には成功しましたが、才木攻略もきちんと考えないといけないと感じました。

近本、中野の1,2番を抑えることに成功

阪神の打線は近本、中野を出塁させないことが得点能力を低下させる効果的な方法です。4月16日の試合では1,2番封じに成功したため、ノイジー2安打、大山1安打(本塁打)、佐藤1安打とクリーンアップには打たれましたが、1失点で終わっています。ベイスターズの4安打は3,4番の宮崎、牧が2安打ずつという珍しい試合でした。好調の佐野を抑えられたことが響いたともいえます。

4月18日から巨人2連戦

ベイスターズは4月18日から長崎、佐賀で巨人と2連戦です。4月18日の試合は4月9日に中日に6回無失点だった石田でしょう。4月19日は過去2試合の先発で9回10自責点と失敗している濱口が地元佐賀での凱旋登板になりそうです。地元に錦を飾ることができるのか?楽しみです。

二軍ではバウアー4回無失点

二軍ではバウアーが日本初登板。4回4安打6奪三振で無失点でした。スコアリングポジションまで相手チームが進むとギアチェンジで最速156km/hのストレートで空振りを奪うあたりはさすがです。謹慎中に取得したナックルカーブや遅いスライダーを試すなど、2年近いブランクを取り戻すための投球でしたが格の違いを見せてくれました。

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