ベイスターズ独自ドラフトとは?

この選手だけは抑えておきたい

DeNAになってからほとんどの年のドラフトで「この順位でこの選手?」というような指名があります。ドラフト候補として名前は上がっているけれど事前にある程度選手周辺と話が出来ているのでは?という感じの順位での指名が見受けられます。

2012年井納投手

2012年のドラフトでは1位で東浜に入札して野手の白崎を獲得しています。この年のドラフトでは投打の主力となり得る選手を獲得したいという意図が見えます。その中で1年目から使える投手は絶対獲得したいと大卒4年を経過した井納を3位で獲得しました。2位で三嶋が取れなければ2位まで繰り上がった可能性があります。年齢的に4位以下と見られていただけにある程度事前に話が出来ていたでしょう。

2013年平田投手

2013年のドラフトでは地元桐光学園の松井投手に1位入札しています。平田投手は各球団注目していましたが3位以降の指名と見られていました。確実に平田投手を獲得して即戦力投手を得たいという意図が見えました。

2014年倉本内野手

遊撃手のレギュラーが固定できなかった当時のベイスターズは打撃のいい遊撃手倉本を抑えにかかっています。ドラフト前から打撃がよくなり始めて日本代表などにも選ばれたため2位ぐらいじゃないと獲得できないと思われていましたが、ベイスターズが3位以上確約で他球団を牽制していたためか3位指名ができました。

2015年戸柱捕手

戸柱捕手は4位指名ですが、大卒3年目で社会人でレギュラーになったも2年目の途中と遅いためドラフト候補としては注目されていませんでした。どちらかというと打撃がいいタイプでした。この年注目は木下捕手でドラフト1位指名が確実と言われましたが3位で中日が指名となりました。ベイスターズは戸柱獲得を事前に確約していたため木下捕手の指名をスルーしています。

2016年水野投手

水野投手については常にベイスターズのスカウトが張り付いており秘蔵っ子のような感じでした。4年時の活躍から2位指名も違和感はなかったもののケガに泣きました。

2017年神里外野手

高田GMの「外野手らしい外野手が欲しい」というリクエストで獲得した選手です。神里選手もドラフト候補でしたが中位ぐらいかと思われていましたがベイスターズの外野手が内野からのコンバート組ばかりだった事情から2位で抑えました。

2018年伊藤内野手

伊藤内野手は事前に話が付いていたパターンではないと思いますが、打てる二遊間選手が欲しいと言うことで2018年秋に大ブレイクした伊藤を2位指名でした。野手インフレでの指名となります。

2019年坂本投手

左の即戦力投手が少ない年で早くから坂本投手に目を付けていた感じです。2位でなくてもという評価もありましたが、高校時代からスカウトが追いかけていて是非獲りたいということで順位が高まりました。

2020年入江投手

入江投手の場合は外れ1位でどこかの球団が指名する可能性はあったのでどうしても獲るなら初めからの入札でした。これも直前まで楽天入札情報があったので抽選になった可能性はあります。

2021年徳山投手

2021年のドラフトで2位の1番目の指名で1位候補と言われた佐藤、廣畑が残る中での徳山指名でした。春の時点では大学No1右腕と言われた投手が不調でドラフト直前では名前を聞かなくなりました。これもスカウトが高校時代から追いかけていた逸材でいろいろな条件の中で2位指名となりました。

以上ベイスターズが抑えておきたかった選手たちについてまとめました。

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