ベイスターズ大田泰示獲得決定

お断り


今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

ノーテンダーFA

日本ハム大田泰示選手は秋吉、西川選手と共にノーテンダーFAで自由契約となりました。ノンテンダーとは、プロ野球において、球団が選手に対し、来シーズンの契約を提示しないことです。決して戦力外というわけではなく、年俸と選手能力、端的に言えばコストパフォーマンスが見合っていない場合に球団側がとる手法のことです。メジャーリーグ(MLB)の場合、年俸が高騰の抑制のために契約しない(ノンテンダー)こともあります。一種の駆け引きみたいなものです。戦力外・ノンテンダー・FAで共通しているのは、選手が自由契約になることです。戦力外というのは、「あなたはチームの戦力にならないため、契約しません」ということです。年齢による衰えや、伸びしろが無い場合などの事情は様々ですが、来期構想に戦力として含まれていないため、超特例を除いて再契約はあり得ません。ただし、他球団との契約はあり得ます。ノンテンダーの場合、戦力ではありますが、年俸に見合った働きが出来ないと球団に判断されているため、年俸を下げれば再契約してもらえる可能性があります。もちろん、自由契約状態なので、他球団と契約することもアリです。

大田泰示とは?

今回ベイスターズが獲得する大田泰示選手は東海大相模高校では1年春から三塁手としてベンチ入り。1年秋には4番に座り、2年秋からは主将を務めた。3年春に遊撃手に転向。高校通算本塁打65本で2008年度ドラフト会議にて読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスの2球団から1位指名を受け、抽選の結果、巨人が交渉権を獲得しました。巨人では2011年に外野コンバートされ、2016年の62試合4本塁打がキャリアハイで2017年に日本ハムへ移籍します。日本ハムでは外野のレギュラーに定着し、2017年には118試合出場し15本塁打の活躍でした。2020年には外野手としてゴールデングラブ賞を獲得しています。守備が良く、長打力のある右の外野手です。

ベイスターズでの立ち位置は?

大田選手は31歳でベイスターズの外野陣ではオースティンと並ぶ最年長となります。大田選手は右翼、左翼の両翼が活躍していた外野手ですが、ベイスターズではこのポジションに佐野とオースティンがいるため、2021年大活躍した中堅の桑原とのポジション争いになりそうです。オースティンはケガが多いためフル出場は難しく、佐野が不調の場合の左翼も含めて大田の加入で外野の選手層は厚くなります。また控えでも右の代打の切り札として重宝しそうです。ベイスターズの外野はオースティン、桑原、佐野、神里、楠本というメンバーですが、ここに大田が加われば攻撃面での選択肢は増えそうです。

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