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ベイスターズ 24年コーチ陣はどうなる?


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

まだCSが終わっていないので組閣発表は全日程終了後

一部選手の戦力外通告が終わりました。第1次通告:二軍の全日程終了翌日からクライマックスシリーズ開幕前日まで。第2次通告:クライマックスシリーズ全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで。ただし日本シリーズ出場チームは日本シリーズ終了の5日後まで。のうち第1次通告が終わったということでしょう。注目すべきは育成選手のうち東出捕手と大橋外野手が戦力外になったことです。育成の野手は捕手がいなくて内野手の連、外野手の勝又、村川の3選手しかいなくなりました。もしドラフトで育成の野手を指名しないようだと大幅にベイスターズは育成を縮小する可能性もあります。既に藤田和男育成野手コーチの退任が発表されいます。

二軍監督にENEOS大久保監督が就任も

二軍監督の仁志監督と6年間二軍投手コーチを務めた大家コーチが退団します。また永池恭男二軍内野守備走塁コーチも退団します。注目されるのは二軍監督に誰がなるかでしょう。候補としては石井チーフ打撃コーチが挙げられます。三浦監督が投手コーチから二軍監督になり、監督に就任したということを考えると、フロントが二軍監督に石井を据えると三浦監督は来季成績が悪ければ、石井監督に代えるというメッセージを受け取ったと思う可能性があります。二軍監督の候補として挙げられるのが、神奈川県野球交流戦でベイスターズとも親交が深い、ENEOSの大久保秀昭氏です。大久保氏はベイスターズのコーチを務めていた経験もあり、慶應義塾大学、ENEOSとアマチュア野球の監督を歴任した経験から育成が滞っているように見えるベイスターズ二軍の指揮官に適役です。ENEOSでの監督経験も13年となり長くなったこともあり、サプライズ的な就任もあるのではないでしょうか?

一軍の組閣は?

三浦監督にとって厳しかったのはコーチや選手の仲介役としてラミレス監督時代から5年間ヘッドコーチをしていた青山コーチがいなくなったことでしょう。三浦監督の相談事にNoといえるコーチでお目付け役でもありました。2018年ラミレス監督の指揮が強引と一部コーチに指摘されたことで、チーム内に波風が立った時も青山コーチが納め、2019年2位までチームを引き上げました。98年優勝メンバーを一軍コーチ陣に揃えるというロマン溢れるコーチ陣でしたが、権藤監督3年目に反旗を振り翳して、「ミーティングの充実とバント多用、細かい野球」を求めたメンバーが揃ってしまったことで、チームの得点力を削ぐ結果になってしまいました。病気を抱えた斎藤コーチも含め、このオフは98年優勝メンバーコーチ陣の解体があるかもしれません。

三浦監督とベイスターズ入団同期コーチがいなくなる?

2016年に復帰してから8年間コーチをしていた三浦監督と1991年ドラフト同期の永池コーチが既に退団決定しています。体調不良の斎藤コーチも実は1991年ドラフト同期です。斎藤コーチが1位で永池コーチが2位、三浦監督が6位指名でした。斎藤コーチが退団すると三浦監督の同期がいなくなることになります。余談ですがこの年のドラフトで4位指名が斉藤肇投手です。広島と競合して、広島が外れて獲得したのが斎藤隆コーチと東北福祉大同期の金本知憲外野手です。この年の4位指名ではオリックスイチロー、近鉄中村紀洋、阪神桧山進次郎と後のスターが指名されています。

外部からの招聘は?

ここ数年、ベイスターズに全く関わったことのないコーチの招聘がなくなっています。現在の一、二軍のコーチでベイスターズでプレー経験がないのは大村育成打撃コーチ、藤田和男育成野手コーチ、八木快育成投手コーチの3人のみ。大村コーチは過去にベイスターズのコーチ経験があり、藤田、八木両コーチはそもそもプロ野球選手の経験がなく、ベイスターズのスタッフからのコーチ入りです。SNSなどでコーチとして招聘が熱望されるのは元中日監督でベイスターズ98年優勝メンバーでもある谷繁元信氏、やはりベイスターズ優勝メンバーである佐々木主浩氏などです。個人的には二軍の投手コーチにはオリックスの若手投手育成実績のある入来祐作氏などを招聘して欲しいです。

コーチは選手時代の実績ではない時代

パ・リーグ3連覇のオリックスはコーチに1,2軍の分け隔てがないシステムです。またヘッドコーチの水本勝巳氏は現役生活は広島カープで90,91年の2年だけで一軍経験がありません。巡回ヘッドコーチの中垣征一郎氏はラグビー選手で野球選手の経験はありません。他のコーチもMLB経験のある田口壮氏が目立つぐらいで、現役時代バリバリの実績を残していたコーチは多く無い布陣です。コーチングという指導者としての資質が問われる時代になっている気がします。そのため現役時代の実績でコーチ就任を打診するよりも、コーチとしての適性を見て起用すべきだと感じました。

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