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ベイスターズ遊撃手問題

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

各球団の遊撃手事情

規定打席に到達している遊撃手はセリーグで中野拓夢(阪神)小園海斗(広島)長岡秀樹(ヤクルト)。パリーグでは小深田大翔(楽天)今宮健太(ソフトバンク)紅林弘太郎(オリックス)の計6選手。遊撃手のレギュラーが確定していないチームが6球団もあります。レギュラー定着の長岡、紅林はベイスターズ森と同様2020年入団の高卒3年目の選手です。ケガがあったにせよ、高校時代の評価は彼らより高かった森が遊撃手レギュラーに定着していないことには歯痒い思いがあります。広島小園は森の前年ベイスターズが1位入札で外れてしまった選手。小園が当たっていたら・・・。と思ってしまいます。13年目の今宮を除けば、入団4年以内の選手ばかりです。遊撃手は若いレギュラー選手がいれば10年は安泰みたいな時代は終わったのかもしれません。

ベイスターズの遊撃手

ベイスターズの遊撃手は1976年~1984年の9年間は山下大輔、1996年~2007年の12年間は石井琢朗と長くレギュラーを務めた選手がいたのでレギュラー的存在がすぐ出てくるというイメージがありました。山下大輔の後釜として2年間高木豊、次の2年は高橋雅裕、1992年~95年は進藤達哉。2009年~2011年は石川雄洋とそこそこ埋めてくれる選手がいたことも、いつか遊撃手は出てくるという甘さをチームに生んだのかもしれません。近年でも2016,17年は倉本寿彦がレギュラーで2017年は全試合フルイニング出場でした。2018年に大和がFAで移籍すると大和中心に遊撃手を複数名で手当てするようになりました。倉本や柴田といった計算できる遊撃手が在籍したことでレギュラー1人せずにバリエーションを付け、二遊間を合わせてうまく埋めていくチームになりました。

2021年牧の登場で二塁手が固定

2021年ルーキーの牧が二塁手で1年目から3割を打つ活躍を示し、2年目には4番打者になるという状況で、二遊間のうち二塁手が埋まりました。本来ならば2022年は3年目の高卒ドラフト1位森を遊撃手のレギュラーにしたいところでしたが、3月のオープン戦でケガをして出遅れました。森が遊撃手のレギュラーに定着すれば、経験値の高い大和、倉本、柴田を二遊間の控えとして、選手層を厚くすることが可能です。ただ森が攻守に課題を残しているだけに、2022年ドラフトでは即戦力に近い遊撃手の獲得は必要かもしれません。


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