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捕手について相川バッテリーコーチの発言

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

チームの雰囲気が変わった

相川コーチが正捕手を務めていた時代、ベイスターズは低迷期から抜け出すことができず苦しんでいましたが、今やそんな脆弱な姿をさらすチームではなくなりました。相川コーチは「三浦大輔監督をはじめ選手時代に一緒にプレーした方々とともに戦うのはコーチになって初めての経験でしたし、充実感がありました。あとチームは、僕がいた時代とくらべてすごく変わりましたよね。これまでの指導者や僕の下の世代のOBや現役選手たちがチームの雰囲気を大きく変えてくれたんだと思います。すごくいいチームにしてくれたな、と感じることのできた昨シーズンでしたね」

能力の高い投手が多い

相川コーチは「近年のベイスターズは外から見ていて“打撃”のイメージが強かったのですが、中に入って知れば知るほど能力の高いピッチャーが多いことがわかりました。とくに今永(昇太)の存在は大きかったですね。ノーヒットノーランできる実力はもちろん、とにかく勝利を強く意識しチームを鼓舞してくれる。“いいピッチングをする”といった意識だけではなく“勝つ”という強い気持ち。僕なんかよりもひとつ上の考えを持って野球をやっているというか、多くのモノを背負いながらチームのために尽力してくれる姿は本当に心強かったし助かりましたね」と今永の存在の大きさを語ります。

競ったら勝てるチームになる

どのようにして相手チームに勝つのか。シンプルにして最大の目標。シーズン前、三浦監督と相川コーチが話し合いバッテリーに求めたのは、いかに競った試合で粘り、最後に勝ちを取ることができるかだったそうです。「大事なのはバッテリー間で同じプラン、考えを持って戦っていくこと。まずは競った試合をやっていき『最後は取るぞ! 』ということをシーズン通して、話してきました」という相川コーチの指導が結果を出しました。昨季は2点差以内の試合は41勝33敗だった。一昨年の26勝32敗という成績を考えれば躍進のひとつの要因です。

捕手への指導

「昨季、キャッチャー全員に言っていたのは、予定調和の配球やアウトの取り方ばかりではなく「型にハマることなく自分の個性を伸ばしていけ」と相川コーチは予定調和のリードをしないよう捕手陣に求めました。

嶺井が抜けても厚い捕手陣

相川コーチはチームトップの74試合でスタメンマスクをかぶった嶺井博希がFA移籍でチームを離れてしまったことについても次のように語ります。「そもそも1年前に就任したときからベイスターズのキャッチャーの層は厚いと思ったんですよ。経験豊富な戸柱(恭孝)や伊藤(光)はいますし、山本(祐大)あたりは間違いなく一軍で勝負のできる存在。また若い益子(京右)や東妻(純平)もすごく力を付けてきているし、上の選手を脅かす存在として必ず一軍の戦力になってくれると思いますね」また、ドラフト1位捕手松尾については「センスの塊」といいます。まずはキャッチング。“捕る”という部分に問題はないのかをチェックすると言います。一軍、二軍併せて捕手の層を厚くしていくという相川コーチの指導に目が離せません。

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