広島東洋カープとベイスターズ

黄金期にやられてる

広島とベイスターズの対戦成績は通算で834勝919敗。DeNAになってからは103勝111敗です。広島の黄金期昭和50年代は全部負け越しです。昭和49年以来で勝ち越した昭和60年はスーパーカートリオで広島顔負けの走る野球を打ち出した時です。DeNAになってからは戦力が整ってきた2015年以降は広島の三連覇の時期とは重なりますが78勝67敗と10以上の貯金があります。広島はベイスターズと似ていて主力が育つとFA等でMLBや巨人に戦力を奪われるというチームです。育成に早くから力を入れていた部分が通算勝ち星で大きな差となっていますが近年は同じような悩みを抱えたチームとして戦力は拮抗しています。

広島と優位に戦うために

広島は猛練習をして勝ち抜いた選手が強い闘争心を持って戦うチームです。相手打者にぶつけてもいいから内角厳しいコースを突いて踏み込ませないという野球。相手のミスを誘うためにどんなことでもする野球という勝負に対する執念を見せます。早くからドミニカにカープをアカデミーを作り、安価な外国人を育成し、昭和の時代から外国人選手を見る目があるスカウトが揃う広島の主力となる外国人と合わせた戦力の底上げも素晴らしいものがあります。三連覇後、丸がFAで巨人に移るとベテランが増えたこともあり一気に弱くなった感じはあります。広島のスカウト陣は年齢構成を大事にしてスカウティングをしていますが近年の主力がベテランに偏ってしまったことがあるのでしょう。ベイスターズとしては若手が伸びてこないうちに広島と優位に戦う必要があります。また伸びてきた若手に結果を出させないように研究する必要があります。2020年新人王の森下については2年目はベイスターズからは1勝もさせないぐらいの意気込みで相手に飲まれない必要があるでしょう。

下位打線に注意

日本を代表する打者鈴木誠也も怖いのですが、下位打線で會澤や堂林というところもパンチ力があるので気が抜けません。長野、松山といったベテランがしぶといのも嫌なところです。

早い回に攻略を

広島はリリーフが100%打ち崩せないというわけではないのですが、先発投手に手古摺っているとズルズル長いイニング点が取れないままということがあります。早い回に相手投手を攻略し、仕掛けていく必要があるでしょう。ベイスターズは今まであまり攻撃のバリエーションがなかったので足も含めていろいろな攻撃を仕掛けることで広島バッテリーを揺さぶり早い回に攻略するという野球で勝って欲しいです。

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