中畑監督に学ぶ一からのチーム作り

初回が全て

2021年5月23日のベイスターズはヤクルト戦でした。初回先発スアレスが安定しないところで一死一、二塁からオースティンの二塁打で先制。なおも1アウト二、三塁から無得点でした。ここでスアレスにダメージを与えたかったです。今季初先発の今永は投球のリズムが打撃投手のようになってしまい連打で初回3失点です。二回の攻撃もノーアウト二塁から無得点と欲のない攻撃で10-5で負けました。三浦監督も中畑監督やラミレス監督のように強いリーダーシップを発揮してチームを立て直して欲しいです。

DeNA初年度は酷かった

DeNAベイスターズの初代監督中畑清さんと初代ヘッドコーチの高木豊さんの思い出話のyoutubeです。2012年のコーチ陣はデニーも波留もいろんなところで突っかかってくるタイプで、DeNAから来たフロントも流儀を知らず開幕戦にGパンで来てしまうという感じだったようです。選手も低いレベルで結束していて、監督、ヘッドコーチ共に開幕初戦から「今季はダメだ」と思ったそうです。それを建て直したのが2012年の秋季キャンプで倒れるまで練習させることで自信を付けさせるという指導です。

キャンプメニューを監督が作る

中畑監督はキャンプメニューを作るタイプではないのかな?と思っていましたが中畑監督は自ら作っていたようです。ラミレス監督はかなり細かくキャンプメニューを作って、できなかったことについてはコーチにやり直しをさせて全体スケジュールを変更したりすることをしていました。中畑、ラミレス両監督は練習で自分のやりたい野球を選手に伝えるタイプです。三浦監督はキャンプの練習メニューを含めてコーチに任せる対話型の監督です。この辺りはDeNAになってからでは面白いところです。1973年に監督をしていた青田監督は川崎球場近くの競輪場に車券を打撃投手に買いに行かせ、試合中も予想をしておりコーチに指示は任せていたというエピソードがあります。

何もない所からの立ち上げ

中畑監督は何もないところからのチームの立ち上げという感じでしたが、三浦監督は2監督を経て3,4位あたりにはいるチーム状態でチームを引き受けているのでだいぶ状況は違います。しかし2021年のシーズンの状況を見ていると思い切って中畑監督のように1からスタートするという気持ちにならないと厳しいのかな?というふうに見えてしまします。秋には三浦監督が自らキャンプメニューを作り、投手は1000球の投げ込み、打者は1日1000スイング、毎日10㌔走ぐらいやるという精神的タフさを磨くというところに重きを置いた方がいいのかもしれません。非科学的ではありますが。

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