南場オーナー経団連副会長へ

経団連とは

経団連は、日本の代表的な企業1,444社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47団体などから構成されています。その使命は、総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することにあります。このために、経済界が直面する内外の広範な重要課題について、経済界の意見を取りまとめ、着実かつ迅速な実現を働きかけています。同時に、政治、行政、労働組合、市民を含む幅広い関係者との対話を進めています。さらに、会員企業に対し「企業行動憲章」の遵守を働きかけ、企業への信頼の確立に努めるとともに、各国の政府・経済団体ならびに国際機関との対話を通じて、国際的な問題の解決と諸外国との経済関係の緊密化を図っています。日本における経済的な提言を国に対して行いその影響力は多大なるものがあります。

経団連会長、副会長メンバー

会長 中西 宏明 日立製作所会長 副会長 山内 隆司 大成建設会長 進藤 孝生 日本製鉄会長 山西 健一郎 三菱電機特別顧問 早川 茂トヨタ自動車副会長 隅 修三 東京海上日動火災保険相談役 冨田 哲郎
東日本旅客鉄道会長 片野坂 真哉 ANAホールディングス社長 杉森 務 ENEOSホールディングス会長 中村 邦晴 住友商事会長 平野 信行 三菱UFJフィナンシャル・グループ会長 越智 仁 三菱ケミカルホールディングス社長 渡邉 光一郎 第一生命ホールディングス会長 篠原 弘道 日本電信電話会長 大橋 徹二 コマツ会長 佐藤 康博 みずほフィナンシャルグループ会長 菰田 正信 三井不動産社長 太田 純
三井住友フィナンシャルグループ社長 安永 竜夫 三井物産社長というメンバーです。企業といいメンバーといい日本経済界の重鎮しかいません。ここにDeNAの南場会長が名前を連ねるのです。同じ頃携帯キャリアの公式サイトビジネスでDeNA同様躍進したインデックスはもうなくなり、DeNAはある意味日本経済のルールを提言により政治家に作らせる立場になるのです。プロ野球のオーナーでいうとサンケイアトムズの水野成夫オーナーが財界四天王と呼ばれていましたが彼ですら経団連の理事止まり。プロ野球オーナーで経団連の副会長までいったのはほとんどいません。(オリックスの宮内オーナーが経団連副議長を務めてますね。)

DeNAという企業

創設メンバーである守安社長が退陣し、総務省のエリート官僚だった岡村氏がDeNAの社長になります。ベイスターズの球団社長に就任してからの岡村氏を見ていても法令順守、コンプライアンスやパワハラに非常に厳しい組織を作っています。IT企業に多いグレーゾーンを突っ走ることをかつてのDeNAもやっていた時期はあったようですが、ここ数年で随分変わったようです。楽天の三木谷さんが経団連を出て新経連を自ら作ってIT企業などを集めた団体にしましたが、三木谷氏自身がほとんど海外で暮らし住民税を日本に収めていないことに疑問を呈す経済界の大御所や政治家に対して嫌気がさしてのことでしょう。DeNAは国や法律の側(ルールの側)でお行儀がいい企業として経団連からも評価されたということでしょう。

DeNAのプロ野球運営

DeNAはプロ野球もスポーツ事業と位置付けて利益を得ることを目的としています。日本のプロ野球は親会社の宣伝費と放映権で適当に運営するのが当たり前、選手の給料は青天井でもタニマチ気分でお金を払ってねというのが昭和の時代の古い野球ファンの考えかと思います。昭和の時代は選手の年俸も1000万で超一流という時代でしたからクジラ1匹で1年間賄えるとかアバウトな物でした。ところが今では実際には年俸20億近い収入の選手もいる状態です。(日本人は金銭教育ができてなく感情的に金に汚いとかうるさいので実際の金額を公表しない。しかも高額納税者が発表されないのでバレない。)ちょっとした企業の宣伝費では賄えないレベルにきています。パ・リーグはいち早く球団経営の正常化を目指し、6球団のマーケティング会社を作ったりしていますがまだ親会社の宣伝費に頼っている球団があります。ベイスターズはFA宣言の際の対応や外国人の対応にしても選手に寄り添って、法令順守することで結果後手に回った印象があります。この辺りの対応がファンには歯痒く感じたりもします。パワハラでヤクザなプロ野球の世界観にどっぷり浸かってしまったせいなのかもしれません。



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