チームのムードを変える選手

交流戦首位

2021年6月6日ベイスターズはロッテに4-3で勝って交流戦首位に立ちました。今永が6回1失点と好投したものの、山崎康晃が8回2死からロッテ打線につかまり同点にされます。しかし9回裏大和のサヨナラ二塁打で今季初のサヨナラ勝ちです。チームのムードよくなりました。一方で平良がトミージョン手術決定で来季いっぱいは登板できそうもありません。

筒香

筒香が打席に入った時、スタンドの「横浜の空高く~」と手を上げる応援スタイルからチームのムードは変わりました。明らかにどんよりたムードでも筒香は雰囲気を変えてくれました。ベイスターズに必要なのはチームのムードを変えてくれる選手だと思います。連敗を止めるには絶対的先発のエースが必要ですが、これは正直1987年に遠藤投手がアキレス腱を切って以来大洋~ベイスターズには存在していない気がします。ただチームのムードを変えてくれる選手は何人かいました。

DeNA最初のムードチェンジャー

2000年代のベイスターズは三浦も村田も内川もチームのムードを変えてはくれませんでした。確かに素晴らしい選手でしたが沈滞したチームのムードを変えてくれるという雰囲気ではありませんでした。DeNAになってからムードを変えてくれると認識したのがグリエルでした。グリエルは明らかに雰囲気が違い入団時の記者会見で「ベイスターズをCSに導く」といった言葉が現実のものになりそうな予感がしました。華がある選手で一軍合流してすぐ猛打賞獲得するなどチームを6月~8月勝率5割以上に導き、9/27までAクラス入りの可能性を残せるチームにまでしました。グリエルが入団した2014年に筒香はレギュラーに定着し、グリエル退団後には主将と4番としてチームのムードを変える選手に成長します。

投手では山崎康晃

山崎康晃が9回の相手攻撃時にゾンビネーションとヤスアキジャンプに送られてマウンドに上がると相手チームの逆転への勢いが沈静化しました。あのスタジアムのムードは完全に相手を飲み込んでいました。しかし2019年ぐらいから山崎康晃にその雰囲気がなくなりました。チームの勝利への雰囲気を作れる素材である山崎康晃はただの好投手として復活するのではなく、チームのムードを変える投手として改めて復活して欲しいです。

チームを変えるムードのある選手を作り出せ!

2021年のベイスターズでチームを変えることができる雰囲気がある選手が見当たりません。オースティンがそういう雰囲気を漂わせることがあるものの絶対的ではないのです。佐野や宮崎にはそんな雰囲気を感じません。結果を出せる好打者という感じです。牧選手に期待したいのですがまだそこまで至っていない感じです。ファームでは小深田選手にムードを感じます。こういったチームを変える選手はチームとして作らなくてはいけないので戦略的に育てて欲しいです。

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