京山将弥と山本由伸

お断り


今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2016年ドラフト4位同士

2016年ドラフト4位にはオリックス山本由伸とベイスターズ京山将弥がいます。共に2017年2軍で活躍し、2018年には山本はリリーフとして54試合に登板し、一方の京山は先発ローテーションに入り6勝しています。この時点では京山も頑張っています。しかし2019年になると京山は開幕ローテに入るも勝てずに0勝、先発に回った山本は8勝します。その後、山本は日本代表にも選ばれオリックスのエースになります。京山は球速こそ速くなるも一軍の先発ローテには入れないまま現在に至ります。

甘い環境が京山の成長を止めた

山本はルーキーの2017年オフからベイスターズの筒香と自主トレを共にして体力強化だけでなく投球フォームの改善を行いました。一方京山は2年目に中学時代の師匠でもある大家コーチから教わったカットボールで台頭しました。体格差もさほどない2人ですが、オリックスは力のある選手はどんどん起用する体制になっていたこともあり山本は実戦で力を付けてきました。一方京山は2年目に一軍で活躍したにも関わらず、ファンからは「高卒選手は早くから登板させてはダメ。5,6年体力作り。」と甘い言葉で京山から勝負の場を遠ざけました。山本が2019年オフまで筒香と一軍で活躍するためのトレーニングを工夫する中で、京山はトレーニングで体格がよくなりスピードUPする中でどこかに「高卒だから5年目ぐらいまで結果が出ない方がいい」というファンの甘いささやきを信じてしまったところがあったのではないでしょうか?

京山のスピードとコントロールならば2桁勝てる

155km/hのスピードとコントロールを持つ京山ならば山本と同じとまで行かなくても2桁は勝てておかしくないです。高卒だからじっくり育てるとかいう甘い環境は選手を確実にダメにします。京山の失われた3年を戻すためには逃げない配球、ストライクゾーンで勝負することに徹して中6日なら130球前後までなら完投も目指すぐらいにしないとダメだと思います。2017年ドラフト3位の阪口も甘い環境で初勝利まで4年掛かりました。高卒の選手は10代であるため骨格が定まっておらずプロでの育成が難しいということで通ぶったファンは「5,6年は体力作り」とか言うのかもしれませんが、球に力があったら早くから一軍で使った方がいいです。体の成長でどちらにしろフォームを変えていかなくてはいけないのが高卒投手の宿命です。また高校時代から145km/hとか投げているような投手は大きな故障も必然的に付いてきます。山本を見ていると体の変化に合わせながら強化されて成長していく高卒投手もいるということがよくわかります。山本と京山を大きくわけた「根拠なき5年の体作り」みたいな甘い環境をベイスターズは捨てなくてはいけません。

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