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10年前のベイスターズドラフトを振り返る

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2012年ドラフトはDeNA親会社初のドラフト

2012年にベイスターズは親会社がTBSHDからDeNAに変わりました。2011年のドラフトで指名された選手がDeNA1年目のルーキーなのですが、2011年のドラフト時には正式にTBSHDからDeNAにベイスターズが譲渡されていなかったため、TBS時代の体制でドラフトに臨んでいました。高田GM体制になって初のドラフトが2012年です。

2012年指名選手

1位白崎浩之内野手駒澤大学入団
2位三嶋一輝投手法政大学入団
3位井納翔一投手NTT東日本入団
4位赤堀大智外野手セガサミー入団
5位安部建輝投手NTT西日本入団
6位宮﨑敏郎内野手セガサミー入団
育成1位今井金太投手広島国際学院高入団
以上の選手が指名されました。三嶋、井納、宮崎は10年プロとして活躍して現役です。三嶋は1年目から先発ローテに入り、山下大輔さん以来39年ぶりにベイスターズの新人でオールスターに選ばれています。入団2年目には開幕投手を務めています。その後は先発として伸び悩み、リリーフに転向して活躍していましたが胸椎黄色靱帯骨化切除手術を受けました。国の難病指定されている黄色靭帯骨化症であるため復帰については未定です。3位の井納投手も先発ローテで活躍し、2年目には11勝あげていますが、2021年にFAで巨人に移籍しています。6位の宮崎選手は入団4年目の2016年から三塁、二塁で一軍に定着し、2017年には首位打者、2018年にはゴールデングラブ賞を獲得するなど不動の三塁手になっています。1位の白崎は遊撃手のレギュラー候補として期待されましたが入団6年目の2018年途中にオリックスにトレードされます。2016年がレギュラー獲りの最大のチャンスでしたが、6位指名の宮崎に敗れる形となりました。赤堀は3年で退団、安部は4年で退団してい
ます。

中心選手3人獲得できた

2012年のドラフトで三嶋、井納、宮崎という後の中心選手を3人獲得できたことは46勝85敗勝率.351という圧倒的最下位に沈んだベイスターズにとって、基盤を築けるドラフトになったと言えます。2012年100試合以上出場している野手は荒波、ラミレス、中村、筒香、金城、森本、鶴岡とラミレス、中村、森本、鶴岡は移籍選手という混合部隊でした。投手陣も先発で藤井、リリーフで菊地、篠原、林は移籍組という状況。移籍組も戦力外通告を受けた選手などが多く、かなり厳しいチーム状況でスタートした2012年と言えます。それだけに10年前のドラフト指名がチームの礎になったといえるでしょう。




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