三浦監督のやりたい野球

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

やりたい野球が見えてこなかった

2021年の三浦監督は足を使った野球をしてくるのかと思っていました。二軍監督時代はバントも使う野球でデータ重視のラミレス監督とは違った采配でした。ラミレス監督の野球はデータによって打線を組んだり、作戦というよりは選手起用で采配するという野球でした。MLB方式を盛り込んだ野球です。データを重視すればバントは必然的に減るし、相手との相性も相手投手が右ならば左打者とかいう単純なものではなく、右投手でも投手によっては右打者を代打に出したり、2ストライクまでボケッと見送る野球ではなく、甘い球が来る確率が高いファーストストライクを打っていく野球でした。正岡子規の時代からの昭和の古い野球が好きな文系的な揚げ足を取ることに執念を燃やすファンからラミレス監督の数学を駆使した野球は批判の的となりました。そこからすると2020年三浦監督が二軍でやっていた野球は「THE・文系野球」=数学的でない文系の理論的には破綻しているが筋が通っている野球でした。しかし一軍で指揮を執る三浦監督はデータも駆使しなくてはいけない立場となり、自分の目指す古い野球とは違った中途半端なものになりました。

里崎さんも三浦監督の野球が見えてこないという指摘をしています。

新しいコーチ陣でどんな野球になるのか?

守備のシフトなどを見ていてもデータを使っているので宮崎が二遊間でサードゴロを捌いたり、ラミレス時代の要素がある采配でした。三浦監督がすべき野球はOBのコーチ陣に選手にいろんな引き出しがあるように98年優勝の頃の野球を伝授してもらい、その上でデータも駆使するという野球の方がいいと思います。あまり昭和の古い野球に拘ると根本的には勝てなくなると思っています。バントについても有効なのは作戦として選択肢にあることで、相手にバントの守備シフトを敷かせるということが最大のメリットです。バントで得点効率が上がらないことは数学的にはハッキリしているので、データで変えられない流れを動かすときなど使う場面を限定すべきです。石井琢朗コーチは作戦の引き出しも多いので選手がそういった作戦をこなせるようになれば面白いと思います。

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