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FAは6年に短縮、人的補償なし?

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

プロ野球選手会の提言

日本プロ野球選手会は、権利取得に国内FAが7〜8年、海外FAで9年かかる制度を、国内、海外ともに6年への短縮を目指すそうです。また、同時にFA移籍に伴う人的補償の撤廃も求める方針も示しました。FA移籍が積極的に行われていないことを問題視しているようです。

MLBのFA制度

レギュラーシーズン中にMLBのアクティブ・ロースター(負傷者リストなど各種出場停止リスト登録中期間も含む)に登録されていた日数(英: Major League Service time , 以下MLS)が6.000(通算6年)に達した選手はFA権を取得し、以降は保留制度に縛られることが無くなります。FA選手はMLB選手会から公示され、ワールドシリーズ終了翌日から5日後に全球団との契約が可能となります(それまでの5日間は、前所属球団との再契約のみ可能)。FAとなった選手が他のMLB所属球団と契約した場合、一部のFA移籍に関しては、補償として流出元球団にドラフト指名権が与えられます。補償対象となるのは「所属していた球団からクオリファイング・オファー(同年のMLB年俸上位125選手の平均年俸と同額の1年契約)を提示された選手」となっています。QOを拒否してFAとなった選手が翌年6月のドラフト会議までに他のMLB球団と契約した場合、そのドラフト会議で指名権の補償が発生すします。

FA制度について宣言をなくすべき

NPBの場合、FA宣言をしないと他球団への移籍交渉ができない仕組みであるため、所属球団をFA宣言した選手がファンから「裏切り」と思われることがあったり、球団もFA宣言させたことを不手際と言われることがあります。こういったことはそもそもFA権を否定する行為でしょう。そのためにMLBのように日本シリーズ終了後、一定期間は所属球団が交渉可能、その後、全球団が交渉可能とすべきでしょう。その上で11月末の次年度名簿公示までにどの球団とも契約を結べなかった選手は完全なる自由契約選手となるというのが筋でしょう。

人的補償の代替

人的補償がまたFA宣言した選手を悪者にする原因ではあります。MLBはドラフト指名権を補償としていると言われますが、ある特定の条件であるためこのあたりをNPB流にどう変えていくべきかが問われます。FA権がある選手をたくさん抱えた球団は選手流出で戦力が大幅ダウンするリスクを抱えます。
ドラフト終了後では選手補強の手段が限られるため、以下の私案を考えてみました。

FAで3人以上が他球団に流出した球団

FAで3人以上が他球団に流出した球団は、翌シーズン、外国人選手の一軍出場をFAで流出した人数分認めるようにしてはどうでしょうか?これで1年間チーム戦力が維持できます。

同一球団からFA選手を複数獲得した球団から補償金

2020年オフにベイスターズは巨人から梶谷、井納と2人のFA選手を獲得されました。ある特定球団の戦力ダウンにFAを使う球団が出てくる可能性を防止するため、同一球団からFA選手を複数獲得する場合、通常の旧年俸の補償金に加えて1人付き1億円の補償金をプラスして相手球団に支払うことにしてはどうでしょう?2020年の巨人は通常の補償金にプラスして2億円をベイスターズに支払う必要が出てきます。

翌年のドラフト指名権について

FA移籍選手が年俸3億円以上の選手だった場合、相手チームに翌年のドラフト指名権1位を譲渡するという制度はどうでしょうか?3億円以上の選手を複数獲得した場合は年俸の高い順に相手球団に1,2,3位と翌年のドラフト指名権を譲渡していくという感じでどうでしょうか?

ベイスターズもFA選手が増える

6年一軍にいたらFAということになれば、ベイスターズもFA選手が増えます。対策としてはなるべく早めにトレードに出すなどがあります。また一軍の登録期間が長くならないようにすることも必要です。一軍で控えで育成するということが難しくなります。



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