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25年ぶりの最優秀バッテリー賞


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

1991年から始まった最優秀バッテリー賞べイスターズ2組目の受賞

2023年の最優秀バッテリー賞にベイスターズの東克樹投手と山本祐大捕手のバッテリーが選ばれました。最優秀バッテリー賞は1991年に始まった賞で各リーグで最も活躍した最強のバッテリーが表彰されます。選考基準は投手が先発ローテーションの軸として、あるいは抑え投手として1年間活躍することが最低条件。先発投手は10勝、リリーフは20セーブポイントが目安だそうです。捕手はリード、盗塁阻止率の高さ、捕逸の少なさなどを総合的に判定。レギュラーもしくはそれに準ずる試合数に出場していることが最低条件という賞です。ベイスターズでは過去に1998年優勝の時に佐々木主浩投手と谷繁元信捕手が受賞しています。谷繁は後に中日で川上憲伸とのコンビで2回、吉見一起とのコンビで1回受賞しています。

東の完全復活と山本の覚醒が来季以降のベイスターズに明るい光

東は2017年ドラフト1位でベイスターズに入団して2018年11勝して新人王になりました。しかし2019年シーズン前から左肘の炎症に悩み、2020年にトミージョン手術をします。2021年シーズン終盤に復活して、2022年開幕投手を務めますが1勝6敗防御率4.62とルーキー時代の東は戻ってきませんでした。2023年は4月6日の巨人戦に勝利すると4月30日は中日戦97球完封のマダックスを達成します。最終的には12連勝などもあり16勝で最多勝利投手と勝率.842で最高勝率の2冠を達成しました。東と同じ2017年ドラフト9位で指名された山本はルーキーの2018年から一軍に上がり、入団4年目の2021年には51試合出場します。一軍定着が期待された2022年は打撃不振で17試合の出場で終わりました。2023年は捕手の嶺井がFAでソフトバンクに移籍した一軍枠を山本が勝ち取り71試合に出場し、打率.277 本塁打は3 そして最多勝の東の登板では常にバッテリーを組み、東を活かすリードが評価されました。キャッチングがうまいため変化球の大きな投手も安心して投げることができる捕手です。

来季は東がエースに

今永、バウアー、石田といった投手の去就がわからないベイスターズですが、東をエースとして先発の核にして回していくことは決定的でしょう。今季成績が振るわなかった大貫、平良が脇を固め、二軍で圧倒的なピッチングをしている深澤が3年目の来季に先発に入ってくれば、実績のある濱口、先発転向が予想される坂本、上茶谷も含めて先発ローテは安心してみていられそうです。攻守に安定している山本が捕手のレギュラーの核になることで、ベテランの戸柱、伊藤光をチームの流れを変える起爆剤として投入しながらシーズンを進めることができそうです。

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