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2023年はダブルストッパー復活か?

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

ベイスターズにおけるダブルストッパー

1992年ベイスターズは佐々木主浩と盛田幸妃の2人を抑えとして、「ダブルストッパー」を形成しました。1991年入団2年目58試合6勝9敗17セーブ、防御率2.00 117回を投げた佐々木が1992年今でいうクローザーを務め最優秀救援投手に輝きました。53試合 12勝6敗21セーブ 防御率2.46。一方盛田は52試合 14勝6敗2セーブ 防御率2.05で最優秀防御率を獲得。盛田は今でいうセットアッパー的な存在でした。当時はこれを「ダブルストッパー」と呼んでいました。

新しい時代のダブルストッパー

150km/h以上の速球を常時投げる負担がある現在の投手は、リリーフ投手であっても「三連投はさせない」ということが故障を避けるポイントになってきています。山崎康晃も2022年のシーズン後半は連投が続くとベンチを外れました。三連戦のうち一試合はクローザーがベンチを外れるとすれば、代理のクローザーが必要です。1992年のダブルストッパーとは違う意味で、
二人のストッパーが必要ということになります。

ダブルストッパー候補はウエンデルケン、伊勢

山崎康晃がベンチにいない日のクローザー候補として、まずは実績のある伊勢を第一候補にあげます。伊勢は入団から3年で143試合登板して防御率2.02,WHIP1.11とクローザー適性があります。最速154km/hのストレートとスライダーを中心に、カットボール、シンカー、チェンジアップで打者をかく乱できます。コントロールの精度も上がってきました。一方、新外国人選手のウエンデルケンはMLBでは中継ぎでした。平均球速が153km/hとNPBでは速球投手の部類に入り、近年ではツーシームを増やしてゴロ率を上げてきています。スライダー、チェンジアップもあり、三振率も高いです。このためピンチの時に一発を食らう危険性が低い投手です。外国人投手がエスコバー、ガゼルマン、ウエンデルケンと3人いるためジョーカー的なクローザーとして出場する可能性もあります。

9回で逆転されないチームになる

ベイスターズが優勝するには8回終了時にリードしていたら必ず勝つという体制にすることです。山崎康晃が復活したことで、クローザーが出てきたら終わりという形にはなっています。しかし万全にするには、山崎康晃を適度に休ませながら、代わりのクローザーも逆転はさせない力がある投手にする必要があります。その意味で伊勢、ウエンデルケンに掛かる期待は大きいです。

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