4番打者

お断り


今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2022年は牧が4番

2022年の開幕4番打者に牧が指名されました。筒香がいなくなった2020年からは佐野が4番打者に座り、首位打者も獲得しました。その後は2020年に筒香と入れ替わる形で来日したオースティンも4番を務めました。2021年ルーキーながら3割20本塁打を達成した牧が2022年の開幕4番となったのは、その勝負強さに由来します。実績からすれば2年連続本塁打王経験者ソトなども4番候補ですが、どうしてもここで試合を決めて欲しい場面で打点を稼げるのは牧です。

2022年4月6日の阪神戦で見せた集中力

2022年4月6日甲子園で2アウトランナー2塁で2ストライク。阪神の伊藤に完封負け寸前で牧は同点になるヒットを打ちました。どうしても点が欲しい場面でヒットが打てるというのが4番打者の条件です。一流の打者というのはシーズン終わった後の記録を残します。超一流はそれだけでなく、ファンの記憶に残る場面できちんと打ってチームの勝利に貢献するのだと思います。

ベイスターズ4番の系譜

1965年(昭和40年)から1980年(昭和55年)までの長きに渡り、大洋ホエールズの4番打者は松原誠でした。4番での試合数960試合数は歴代最多です。2位は中大出身で牧の先輩にあたる桑田武の777試合です。3位は村田修一の752試合、4位はローズの621試合、5位が筒香の577試合です。松原の後の4番打者は外国人選手であることが多く、3年前後の在籍ということからレオン314試合、ポンセ384試合、ブラッグス387試合という記録が残っています。4番のイメージが強い田代富雄は335試合を4番打者で過ごしています。

4番打者が安定することでチームが強くなる

桑田選手が4番に座った時代に大洋は初優勝しています。1998年の優勝もローズが4番に座っていました。2017年日本シリーズ出場時の4番も筒香で歴代5位の4番打者出場数です。松原の時代には優勝こそありませんが3年連続Aクラスを含む4度のAクラスです。村田4番の時代がAクラスなしというのは残念ですが(村田が4番を打つのは2006年から)、やはりチャンスに強い打者が安定して試合に出場することがチーム浮上のきっかけになりそうです。

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