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臨時コーチの効用

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

片岡臨時コーチ

ベイスターズの春のキャンプには秋のキャンプに続き、片岡コーチが臨時コーチで走塁指導に2/1~4まで来てくれました。2007年~10年まで声部で4年連続盗塁王の片岡氏の走塁指導は、積極的走塁を目指すベイスターズにとっては重要なものでした。盗塁スタート時の一歩目の重要性について選手たちに指導してくれました。片岡氏は「左足のかかとをしっかり踏まないと、地面の反発はもらえない。うまくお尻を使える構えをまず伝えて、スタートでいかにタイミング良く足を出せるかを伝えた」と説明してくれました。田中、小池の守備走塁コーチがいますが、走塁面について特化した臨時コーチとしての片岡氏は役割分担しての指導者として貴重なものでした。

臨時コーチとは?

キャンプでの臨時コーチは、ある特定の選手を指導したり、ある特定のプレーに関して指導するという、常任コーチとは切り離したものにしないとチームが混乱することがあります。臨時コーチは、その時の首脳陣の知り合いをキャンプに呼ぶというケースがほとんどです。DeNAになってからは中畑監督がMLBを引退した松井秀喜氏を臨時コーチで呼んだことがあります。森監督時代には落合博満氏を臨時コーチとして招聘し、多村が40本塁打を打てる長距離砲に変化したことがあります。古くは関根監督が師匠である元法大監督の藤田省三氏を臨時コーチとして呼び、ベテランの平松投手が復活して200勝達成できました。ただ臨時コーチが混乱を招く事例もあり、臨時コーチの指導に関しては限定的であるべきで、通常のコーチの指導との齟齬がないような配慮が必要です。一番混乱するケースは視察に訪れた解説者のOBや首脳陣の知り合いに指導させるケースです。思い付きでの指導お願いは、選手も混乱してしまいます。この辺りはベイスターズも気を付けて欲しいです。

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