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三嶋の復活がベイスターズを熱くする

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

三嶋の難病

2012年ドラフト2位の三嶋。DeNAの体制になって初のドラフトで2位指名。この年のドラフトでまだ現役なのは三嶋と宮崎だけになりました。三嶋は2021年不調の山崎康晃に代わりクローザーを任されました。59試合の登板で3勝5敗23セーブ、防御率4.08でした。そして2022年から3年契約となりました。開幕の巨人戦でサヨナラ負けしたこともあり、最終的にはクローザーを山崎康晃に譲りました。そんな2022年に三嶋は胸椎黄色靱帯骨化切除術を受け13試合の登板にとどまりました。黄色靱帯骨化症とは脊髄(神経)の後ろにある黄色靱帯という靭帯が、骨化してだんだん大きくなってしまい神経を圧迫して、おもに足の麻痺を起こす病気です。国の指定難病でもあり、復活できないことも想定されました。しかし2023年自主トレから三嶋は身体を動かしており、春のキャンプを無事こなせれば開幕から復活する可能性も高いです。

三嶋の速球はリリーフ陣を救う

三嶋の特徴は最速156km/hの速球です。横方向に鋭く曲がる130km/h台のスライダー、縦方向の落差が大きい120km/h台のスライダー、カーブ、フォークボール、チェンジアップもこの速球があるからこそ活きます。もしかすると病気の影響で投球スタイルを変える可能性もありますが、三嶋の速球の復活を願いたいです。エスコバーと共にリリーフ陣の中で速球で圧倒できる三嶋の存在は大きいです。

三嶋とベイスターズの縁

三嶋が法大時代は2年先輩に加賀美、1年先輩に三上が投手として在籍しており、法大、ベイスターズで一緒でした。また三嶋が大学1年春に第58回全日本大学野球選手権大会で法大が優勝した際に、準決勝で三嶋が先発し勝利した対戦相手日本文理大には宮崎敏郎がいました。この三嶋と宮崎がDeNA初ドラフトで一緒になり、10年間ベイスターズに貢献したというのも何かの縁でしょう。

愛される三嶋

2022年8月30日に三嶋が国指定の難病である胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術を受けると、8月31日に山崎康晃はファンに勝利の後のひーろインタビューで「三嶋さんが一生懸命、闘っていく中で、ブルペンとして1日でも早く復帰できるように僕たちも一生懸命、頑張っていきたい。皆さん、三嶋さんにもエールを送っていただけると助かります」と話しました。それだけチームの中で愛されている三嶋の復活はベイスターズを熱く燃えさせてくれるでしょう。1997年春季キャンプ中に右肘に遊離軟骨が発見され、除去手術を行い、シーズンを棒に振った斎藤隆投手が、1998年復活して13勝し優勝に貢献したような熱いものが出てきそうです。


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