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目的別パールジュエリーの選び方①お道具ネックレス編

パールを選ぶ前に認識しておきたい大切なことや、パールの価値基準6つ、など別記事でご紹介いたしました。ここからは目的別のパールジュエリーの選び方を見ていきましょう。

お道具としてのネックレス

お嫁入り道具の一つとして、と言われてきた真珠のネックレス。ライフスタイルや価値観が多様化してきた現在でも、お嬢さんが大学生になった時に、とか、成人の節目に、とご用意される方もまだまだ多いのがこの「お道具目的」のネックレス。購入される方と実際に着用される方が違うことがほとんどのため、「買ってもらったけどあまり使ってないのよね」という方もいらっしゃいます。

せっかくの真珠のネックレス、あるけど使ってない、は残念なこと。ここでは「使えるお道具パールネックレス」をお選びになるポイントをご紹介いたします。

まず、基本要件としては ①ショートネックレス ②色は白系 ③サイズはそこそこ というところ。このようなベーシックなネックレスは百貨店の宝飾品売り場に行けば間違いなく見つけることができます。

そんなベーシックネックレス、「どれも同じ」というわけではありません。

長さ

①の長さはほぼ一定(40㎝前後)で揃えられていますが、必ず試着して、ご自身にとってベストな長さに調節することが重要です。

真珠は1~2珠を外しての調整や、追加料金はかかりますが数珠付け加えての長さ出しも可能なのです。お店の方からは言ってくれない場合もあるので、気になるようであればご自身で「もう少し短い(長い)ほうがいいので調整したいです。」と申し出てみてください。一般的な宝飾店や売場なら、受けてくださいます。

クラスプ(留め金)をアジャスター付きにしてもらって洋服によって簡単に長さを調節できるようにするのも良い方法です。タートルニットに着ける場合は少し余裕が必要ですし、シャツのインにつける場合はそれよりは短い方がいいですよね。これも、購入前に店頭でご相談なさってみてくださいね。真珠はたいていの場合は、留め金を付ける前の連材の状態でご覧頂きますので、ネックレスに仕立てる前にこうしたことを相談すれば気持ちよく対応していただけると思います。

②の色ですが、ホワイトといえども真珠の色は多様。ピンクがかったものや青みのある白、やや黄みのあるオフホワイトなどさまざま。これも必ず、お首元にあててご自身にしっくりくる色をお選びくださいね。たかが白、されど白です。

サイズ

③のサイズ、すなわち真珠の粒の大きさ。実はこれが難関で、弊社のお客様の中でも、「もっと大粒のほうがよかった。」と大きめに買い換えられる方が多数いらっしゃいます。珠サイズにも似合う大きさというのがありますので、試着の際は「3パターンぐらい珠サイズの違うものを見せてください。」とお店の方に言ってみてください。それで着け較べてみると一目瞭然です。

あまりおなじみでないお店で購入される場合は、お店の方も様子を探り探りになるので無難なサイズを出しておすすめされることもあります。そういう時は遠慮なく、「もっと大きいものを見たいです。」等お伝えされると出てくると思います。ただし、真珠は種類によって価格が大幅に違ってきます。ご予算重視の場合は「真珠の種類は問いませんのでこの予算内で」と付け加えていただくとご提案する側もしやすいと思います。

まとめ

お道具パールネックレスの選び方、一言でまとめると(まとまるんかーい!^^;)「使う人が試着をして選ぶ」こと。

実はこれに尽きます。たんすのこやしになるのは自分で選べなかったから。靴でも服でもたいてい試着するのに、パールネックレスのような高額なものを試着せずに買うなんて・・・です。お道具だからあればいい、ではなくて、使ってこそのお道具なんです。必ず使う人と一緒に選んで、お似合いになる一本、長くご愛用いただける一本をお選びください。

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