効率化の終わり。新たな章の始まり。

人数半減の中で総開発量UPを実現させた秘訣 by エイチームコマーステック Advent Calendar 2023」の22日目、10記事目は村林がお送りします。
9記事目まででまとめた効率化を我々の組織では行い、開発効率がかなりよくなりました。事業会社でエンジニアを行っている我々の目的は「開発効率をよくすること」ではなく、ソフトウェアの開発によって「利益を出すこと」に他ありません。開発効率をよくすることというのはそのための一つの工程でしかありません。

我々組織は効率化が必要なフェーズを抜け出し、それによって得られた時間によって新たな取り組みをしていくフェーズに入っています。今後どのような取り組みをしていくつもりなのか、簡単にお伝えさせていただきます。

ビジネスの成長のための開発

先ほども触れたとおり、事業会社のエンジニアである我々の目的はソフトウェアの開発によって「利益を出すこと」です。
我々はヒューマングレードドッグフードであるOBREMOという非常にこだわって開発した商品を販売しています。その商品を一人でもたくさんの方に、長く手に取ってもらえるよう、使いやすいサイトを目指していきます。

エンジニア一人一人の成長

以前から触れていますが、組織の人数が大きく減少しました。それによって一人一人が替えの利かない存在になっています。言わば単一障害点です。少数組織でこれを完全に防ぐことは困難ではありますが、少しでも組織の安定を図るためにできる限り1領域1人にならないようにスキル習得に努めています。
また、以前の記事でも触れましたが、人数の減少によって組織内に無くなってしまったスキルも存在します。それらも取り戻せるように動いていきます。

ただ、少数組織であるので無計画にこれらを行っては工数が足りません。数年先の組織や事業の状態を想像したうえで、我々の組織にどのようなスキルレベルの人がどれぐらい必要なのかの理想像を一覧化し、そのギャップを埋める計画を立て、計画的に実行しています。

システムの安定化

効率化活動の一環によってエラーの取り扱いの強化(リンク張る)などをしたかいもあり、ここ数か月は非常にシステムの動作が安定したと自負しています。ただし、今後もビジネスを拡大していく予定の中、現状の状態で数年後まで安定させられるとは言い切れません。顧客の増加による負荷の増加だけではなく、今後の機能開発によるソフトウェア規模の増加も想定されます。
数年先のビジネス規模を見通したうえで、それらの増加に耐えうるシステム構築をしていく必要があると考えています。

最後に

効率化はあくまでビジネス拡大のための一つの工程であり、目的ではありません。いつまでも効率化に時間を使っていては本来の目的は達成できません。ある程度効率化できた今こそ次のステップに進む必要があると考えています。

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます!
次回の記事は今までの記事をまとめた記事を投稿しますので、全体像をより理解してもらえたらと思います。


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