JA-POPS NOW スタレビ 出演回を回想する

2023年2月26日、CSの歌謡ポップスチャンネルにて、1994年にNHKのBSで放送された「BS流行歌最前線 JA-POPS NOW」スターダスト・レビュー出演回のスタジオライブの部分だけが抜粋で放送されました。本放送のスタジオライブ部分だけを抜粋したもので、今となっては大変貴重な三谷泰弘さん在籍時の第1期の映像であり、スタジオライブ部分だけでも大変嬉しかったです。

・・・と言う事を前提にして、

あの放送回はトークパートの部分の方が圧倒的に面白い❗️

と声を大にしてお伝えしたいです。司会の赤坂泰彦さんと根本要さんのトークバトルは仲良しだから出来る芸であり、サブ司会の味方恵子アナウンサーはタジタジになっていました。歴代のスタレビTV出演の歴史の中でも、腹抱えて笑い死にしかけた伝説の番組の一つでしたので、あれが無ければ炭酸の抜けたコーラと言っても差し支えない位魅力が減退しています。

今は色々あって録画した映像が手元に残ってなくて確認出来ないのですが、私が覚えている記憶の限りで、あの番組のトーク部分などを回想してみたいと思います。記憶なので間違いなどあるはずなので、当時の記録が確認出来る方は間違いなどご指摘頂ければ幸いです。また、回想は個人の見解ですので、それを踏まえてご覧下さい。


(回想)

番組は、当時深夜帯に放送されてた事もあり、歌謡アンモナイトと言うタイトルで、化石のアンモナイトと、夜のナイトをかけたものだったような気がします。トークセットも壁面は海中をイメージしてあり、無数にある化石や船のイカリなどがオブジェとして存在しており、過去に出演されたミュージシャンの方がサインしてたりしました。

司会の赤坂泰彦さんはスタレビの登場時から矢鱈と根本要さんに攻撃的な態度で接してきます。最初のやり取りが終わりメンバー紹介となり、赤坂泰彦さんが柿沼清史さん、三谷泰弘さん、寺田正美さん、林紀勝さん(順不同)を名前で呼んだ後、最後に根本要さんの事を名前で呼ばず

「お次の方は、プーケットで猫に噛まれた方です」

と紹介してました😅。仲良しだからこそ仕入れたネタですが、根本要さんもそこからトークに火がつきタイのプーケットに旅行(FC海外ツアー⁈これは不明です)で猫に噛まれた際のエピソードを披露。現地で猫が沢山いる所に行く機会があり、何匹か撫でた後に毛並みの悪いちょっと病気持ちっぽい猫が少し離れた場所に居て、どうかなぁと思いつつも頭を撫でてたらいきなり根本要さんの手にパクっと噛み付いてきたそうです。痛かったけど大丈夫かなぁと思いホテルに戻るが、念の為現地の医者に診てもらうと

「こりゃいけん」

と日本語で言う筈は無いけどそれっぽい現地の言葉で狂犬病ならぬ狂猫病になるかもしれない言われたので、抗生物質とか処方して貰ったと。大丈夫だとは思うけどもしかしたら頭から猫耳や肉球、尻尾が生えたりするかもしれないと喋り出し、赤坂泰彦さんからメンバーの皆さん大丈夫ですかみたいな事言われてたような気がします😅。

その後もニューアルバム『楽団』のプロモーションそっちのけで要さんが暴走トークを展開。『楽団』の事も「ただの楽しい団体さん」とか言ってたような😅。赤坂泰彦さんも「ニューシングルのクレイジーラブも好調だ。今回のニューアルバム楽団も出て6月から全国ツアーも始まる。そんな話をメンバーの皆さんはしに来たはずなのに、猫の話なんか聞きたかねぇんだよ❗️」と切り返す😅。味方アナは赤坂泰彦さんが他のゲストの時にはあり得ない対応を根本要さんにするのを間に受けてしまい根本要さんに謝ってました。そしたら赤坂泰彦さんが「要さんは味方アナの事を気に入っているそうじゃないですかぁ〜」と追撃。要さんも「じゃあ電話番号を(教えて)」と乗っかるもの味方アナからは「まぁまぁ」といなされて終了。

トークの終盤、スタレビの各メンバーに今後の目標とかを聞く時間がありました。先ずは柿沼さんからと振られ、柿沼さんが話そうとすると要さんが割り込んで話し出したので「おめぇに聞いてねぇよ❗️」と赤坂泰彦さんから激しいツッコミ。メンバーが今後の目標を色々話していく中で、三谷泰弘さんは一呼吸置いてから「VOHが言ったように、シングルをガンガン出していきたいです。」と仰っていました。脱退が決まっているけどそれが言えないからバツが悪そうな感じでしたが、それはずっと後になってから気づく事になります。バンド内の状態が不安定だったからこそ、要さんが割り込んで話したり、音楽面とは関係ない猫の話などであくまでも楽しい雰囲気を作り上げようと必死になっていたのかなと思いました。

最後にセットのアンモナイトの壁にサインしてもらうことに。赤坂泰彦さんは相変わらずふざけたことを言って要さんから突っ込まれてました。

そこからは歌謡ポップスチャンネルでも放送されたスタレビのライブコーナーに。全六曲で二曲毎にMCを挟み、前半、後半、アンコールと言う流れでしたが、MCは結構カットされてましたね。「素敵なたくらみ」も平松愛理さんの話したり、アンコールと言う箇所では、スタレビのライブが長くて司会の方も眠りについてしまいましたと要さんが言うと、ライブコーナーが終わり赤坂泰彦さんが映し出されると赤坂泰彦さんは寝てて味方アナに起こされると言う展開に。よく寝れたとか言いつつ、メンバーが置いていったニューアルバム『楽団』を手にして後で聴いてみようとさりげなく😁。味方アナも赤坂泰彦さんは本当はスタレビのこと良いよと仰ってくれてますとフォローしてました。


(回想終わり。記憶違いがあればすいません😅)


あと、当時のスタレビはTV出演に対してのスタンスとして、サウンドチェックやカメラワークなどかなりの長時間拘束になる事もあり、可能な限り演奏はアテぶりにし、歌だけ生で歌うと言うのをやられていました。サウンドが安定したものならばTVスタッフがやりやすくなると言う配慮もあったみたいで、この放送でも居ないはずのSAXの音が聞こえてきたりと、アテぶりなのは間違い無いかと。ライブとTVは完全に分けた発想でしたね。

とは言え、私も1994年からスタレビを聴き始め、楽団ツアーがスタレビ初体験ということもあり、とても懐かしく楽しく拝見出来ました。願わくば、この番組の完全版が沢山の方々に見る機会があれば嬉しく思います。


追記。

後半、スタジオライブを説明する際に要さんが「六曲もやらせてもらえるんですよ」と言うと、赤坂泰彦さんが「そんなにやるんですか?」とやや否定的なニュアンスで返答。スタジオライブに切り替わる直前に赤坂泰彦さんが「これからスターダスト・レビューのステージが始まりますけど、良い子のみんなは早く寝てね!」と言ってしまい、すかさず味方アナが「素晴らしいステージです!」とフォローを入れてましたのを思い出しました😅。

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