VOH林さん

2024年1月12日の夕方、
スターダスト・レビューのYoutubeチャンネルで
衝撃的な動画が公開されました。

2022年8月に喉頭がんが見つかり、
10月からの全国ツアーをお休みして
長期療養中だったVOH林さん。今回の
最新の報告は衝撃的な内容でした。

色々な選択肢があったと思いますが、
「生きる」という事を最優先に選んだ
VOHさんの決断を心より尊重します。

VOHさんがスタレビの中で貢献してきた
内容を考えれば、失ったものはとてつもなく
大きいですが、失ったからこそ得られるモノも
必ずある筈。

海外のバンドでデフ・レパードという大御所が
おりますが、ドラマーが事故で片腕を切断する
悲劇があっても、カスタマイズされたドラムで
片腕でも演奏できるスタイルを確立。また、
そのドラムに合ったバンドサウンドを追及し、
モンスターアルバムの「ヒステリア」を完成させ
大ヒット。今も現役バリバリで大活躍されてます。
メンバーの急死というメンバーチェンジはあれど、
バンドの絆をずっと大事にしてくれています。

昨年、メインヴォーカリスト櫻井敦司さんの急死
という悲劇を経験されたバンド、BUCK-TICKは
櫻井敦司さんの過去の映像なども駆使して、
あくまでも不動のメンバー5人というスタンスを
崩さないでバンドを前進させていく決断をされました。
このバンドも本当に素晴らしいし、美しい生き方です。

要さんはライブでエンタメ性を高めるために
VOHさんに対して色々ディスるような発言をする
事が多かったですが、実は誰よりもVOHさんの
存在を大事にしています。スタレビの活動を
VOHさんが休止されてから、様々なメディアに
出演されてはVOHさんの話題を必ず取り上げて
応援してくれていた事からもそれは分かります。

10数年前、ある日本のバンドのヴォーカリストが
メンバー全員を解雇して1人でバンド継続を強行
した事がありました。色々な事情があったにせよ、
「俺が歌えば〇〇(バンド名)」と発言した衝撃は
今も忘れられません。

スタレビというバンドは、基本的に運命共同体。
過去にメンバーチェンジがあったにせよ、それでも
今も元メンバーと友好的な関係性を築き、何か
あればお互い駆けつけられるような信頼関係を
ずっと継続しているのが本当に凄いし、そんな
人間的な素晴らしさも含めてその活動を安心して
見届けられるのは嬉しい事です。そしてスタレビ
という母屋を何が何でも守り抜くという覚悟さえ
感じています。VOHさんもそんなバンドの想いに
応えられるようにしたいと思っての決断だったと
思います。

完全復活はまだまだ先でしょうけど、
VOH林さんが復帰できる環境が整った際に
いつでも迎え入れられる状態になれるよう、
自分もその日を心待ちにしたいと思います。

上記のYoutubeの動画を見て以来、ずっと
頭の中を駆け巡っていたVOH林さんの名曲
「さよならの足音」。その唯一無二の声とは
さよならになってしまったけど、楽曲は
永遠に輝き続けてくれています。声以外の
活動で新たな輝きを得て欲しいです。


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