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わたしの思う「本当の好き」「偽物の好き」


"ミキさんのことを女性として好きになってしまったから
ミキさんの音楽をサポートすることは出来ない"
(一緒に活動をするのは辞めよう)


少し言葉は違ったと思うが
そんなことを言われたことがある。

「一緒に音楽をしていこう」
「一緒にがんばろう」

という話を進めていた矢先、突然に。

相手とは最初の出会いから
一緒に音楽をしていこうという話になり
もちろん、わたしは
男女という意識は全くしておらず
仲間とか同士とか
そういう認識で話していたし
接していた。

相手もそうだったはず。
少なくとも始まりは。

なので本当に拍子抜けというか
意味が分からなかった。



どうしてかと理由を訊ねると

僕がミキさんをサポート(一緒に活動)した結果、
ミキさんが有名になったなら
僕はミキさんを純粋に応援出来ない。

(僕と関わったことによってミキさんが有名になったら、
嫉妬する、妬んでしまう、というニュアンス)

と言うものだった。


この理由を聞いた時、
わたしはやっぱり意味が分からなかった。


それって"本当の好き"という気持ちとは
全くの別物だよね

そう感じてしまったから。


だって、本当の好きだったら
わたしが結果的にどうなろうが関係ないはずだから。


相手がわたしに対して思っている
"好き"という気持ちは

"本当の好き"   ではなく

"所有したい"    とか "1番でいたい"   とか
そういう、どこまでいっても自分本位な好きだから。

本当は"わたしのことが好き"なんじゃなく
わたしのことを好きだと思っている
そんな自分のことが好きで、
そんな自分のことを愛しているだけ。

だって、

僕がミキさんをサポートした結果、
ミキさんが有名になったなら
僕はミキさんを純粋に応援出来ない。

って、そもそも自分のことしか考えてないじゃん。

自分の望む未来じゃないから
それを阻止したくなったんだよ。

そんなの、好きなんかじゃないよ。
ただコントロールしたいだけじゃん。

テメェはただ
自分のことが大好きなだけの野郎だ。


本当に好きな相手のことは
ただただ本当に好きなだけで
相手が自分のものにならなくても
遠くへ行ってしまっても関係なくて、
相手がずっと幸せで居られるのなら
笑っていられるのなら
ただその事実だけで自分も幸せでいられるものだから。


そうじゃない"偽物の好き"は

相手に見返りを求めたがる。
相手の自由を奪いたがる。
相手の幸せを阻止しようとしたがる。

それはもはや、
愛情などという尊いものからは1番遠く
どこまでも自分本位なものでしかなく
相手の人生に幸せを生ませないのだ。

「好き」とか言いながら
可愛い可愛い自分の感情のお世話をしてもらう為に
相手をコントロールしたいだけ
なんだよ。

もっと"偽物の好き"が大きくなれば
それは"依存心"に変わる。

そしてもっと大きくなれば
"共依存"という
抜け出せないループ世界へと突入してしまう。
そうなれば共倒れだ。


人は、大前提として
それぞれ精神的に自立した状態で

支え合ったり

分け合ったり

見返りを求めず何かを与える

そういう関係が健全なものだと思う。

恋愛も同じ。


最低限の自立無しに

一方的にもたれかかったり

奪い合ったり

見返りの為に何かを与え合う

そんな関係は長くは続かない。

続いたとして、
そんな関係はお互いの尊厳や人生を
壊していく。




わたしも人間だから
そりゃ嫉妬もするし
僻んだり妬んだり呪ったりすることもある。

だけど、
好きな人には
ただただ幸せになってほしい。

好きな人が幸せな人生を歩いていく為に
わたしが必要無くなる瞬間が来たのなら
それもわたしの人生だと思っている。

好きだから一緒にいたい
好きだから手を差し伸べたい

その結果、好きな相手の人生が好転していったなら
そんな幸せなことはないじゃないか。


人は出会い、別れ、また出会い…
その繰り返しだ。

必要なときに出会い
そして成長すれば
別れがやってくることもある。


そんな考えのひとがわたしは好きだし
そんな考えのひとと同じ時間を分かち合いたい。















いただいたサポートは楽曲制作の為に使用したり思い出のモノへと変換し、素敵な思い出をたくさん作っていきたい所存です( ˘ω˘ )♡