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【ポケモンSV】 砕月 【S11最終29位】


TN:Bavel 最終29位 2147


伏して生きるな、立ちて死すべし。

砕月

レギュレーションEで解禁された新たなTopTierポケモンであるガチグマは、型こそ豊富なものの運要素が少なく、メタを張るのに最適であると考えた。
ガチグマの型は多様化の一途を辿っていたが、ガチグマのテラスタイプについては

  • わかりやすくパワーが出る[ノーマル]

  • くさ、かくとうを半減しつつ「どくびし」回収ができる[どく]

  • 同じくかくとう半減でパオジアンと悪ウーラオスに対して強い[フェアリー]

以上の3種類しかいないことに着目。
そこで考察を重ねた結果、それら3種のテラスに対しとつげきチョッキ込でも貫通可能な「ほのおテラス眼鏡イーユイ」が、ダメージ計算をしていて愉快だったため構築の始点となった。


【個体紹介】

イーユイ@こだわりメガネ
テラス:ほのお
とくせい:わざわいのたま
せいかく:ひかえめ
実数値:131-x-100-205-140-152
努力値:4-0-0-252-0-252
かえんほうしゃ/オーバーヒート/あくのはどう/サイコキネシス

◎ディンルーへの乱数意識でC特化(最もメジャーな261-176-119ディンルーに対して、+1*ほのおテラス「オーバーヒート」で81.2%の乱1)


カバルドン@たべのこし
テラス:はがね
とくせい:すなおこし
せいかく:わんぱく
実数値:215-132-176-x-103-67
努力値:252-0-172-0-84-0
じしん/あくび/なまける/ステルスロック

◆C187ハバタクカミの「ムーンフォース」をたべのこし込2耐え


トドロクツキ@ブーストエナジー
テラス:ひこう
とくせい:こだいかっせい
せいかく:いじっぱり
実数値:197-190-106-x-122-158
努力値:132-108-116-0-4-148
アクロバット/はたきおとす/はねやすめ/りゅうのまい

◆A204カイリューの+1*「しんそく」×2で瀕死率16%
◆テラス時、C187ハバタクカミの+1*フェアリーテラス「ムーンフォース」を確定耐え
◎最速ランドロス抜き


サーフゴー@こだわりスカーフ
テラス:はがね
とくせい:おうごんのからだ
せいかく:おくびょう
実数値:163-x-115-185-111-149
努力値:4-0-0-252-0-252
シャドーボール/ゴールドラッシュ/トリック/じこさいせい

◎最速カイリュー意識で最速


水ウーラオス@きあいのタスキ
テラス:みず
とくせい:ふかしのこぶし
せいかく:いじっぱり
実数値:175-200-121-x-80-149
努力値:0-252-4-0-0-252
すいりゅうれんだ/アクアジェット/インファイト/カウンター

◎耐久振りハバタクカミへの乱数意識でA特化


モロバレル@だっしゅつパック
テラス:ほのお
とくせい:さいせいりょく
せいかく:ずぶとい
実数値:221-x-134-105-101-44(S個体値19)
努力値:252-0-252-0-4-0
リーフストーム/キノコのほうし/イカサマ/こうごうせい

◆A200ウーラオスの「アイススピナー」意識でB特化
◎無振りサマヨール抜かれ(サマヨールの「トリックルーム」→「のろい」の動き意識)、下降補正Vの30族意識



【選出パターン】

1.対面選出
・水ウーラオス+モロバレル+イーユイ(たまにサーフゴー)
▷[カイリュー/炎オーガポン/ハバタクカミ/水ウーラオス/ガチグマ]系のレギュEスタン(対面構築)に対する選出。


2.サイクル選出
・イーユイ+モロバレル+カバルドンorサーフゴー
▷[ディンルー/カイリュー/サーフゴー]系や、[チオンジェン][キョジオーン][受けループ]系(サイクル構築)に対する選出。


3.展開選出
・サーフゴー+カバルドン+トドロクツキ
▷[ランドロス/ハッサム]系(対面操作構築)や、[ガチグマ不在]系のトドロクツキへのストッパーがいない構築に対する選出。



【構築の要点】

・モロバレル、最強過ぎた。

上記選出パターンの1.対面選出 における、後発モロバレルの強みにまず触れておきたい。

対面構築に対し、初手カバルドンの「ステルスロック」と『すなおこし』によってカイリューやタスキ持ちポケモンの性能を削ぐことは有効だ。
しかし対面構築側もそれは理解しており、初手「ちょうはつ」ハバタクカミでステロを撒かせない、初手水ウーラオスやオーガポンの圧でカバルドンを自由にさせない、といった動きで対策できてしまう。

そこで、ハバタクカミ/水ウーラオス/オーガポン いずれのポケモンと対面しても有利な、「カウンター」水ウーラオス@きあいのタスキ をスターターに据えた対面選出を用意した。
▶その際、初手オーガポンを倒せばモロバレルが通り、水ウーラオスを突破すると[ほのおテラス]モロバレルが通る、というシステムで{数的優位を勝利に変換できる}ため非常に強力だった。

また、モロバレルにはカイリューへのストッパーの役割も期待していたため、最終日朝6:30に「ヘドロばくだん」を「イカサマ」に変更した。
▶この変更により、朝7時以降の2時間だけで「りゅうのまい」カイリューを3体屠ることに成功したため正解だった。


・特化眼鏡イーユイ、フルパワーすぎ。

構築の軸であり 2.サイクル選出 の要でもある[ほのおテラス]イーユイ@こだわりメガネ は、ガブリアスがいない全てのサイクル構築を破壊してくれた。
特にキョジオーン系の構築に対し、モロバレルの「リーフストーム」からイーユイ召喚に繋ぐ動きが強力である。
▶この時、{数的優位を勝利に変換できる}TODの勝ち筋をつくれるよう、カバルドンに「なまける」、モロバレルに「こうごうせい」、サーフゴーに「じこさいせい」をそれぞれ採用した。


・運勝ちしにくいが、運負けしにくい

構築全体で追加効果のある技が少なく、「あくのはどう」怯みと眠りターンの上振れくらいしか運勝ちできる要素がない代わりに、命中不安を2つに抑えたことで技外しによるストレスを軽減できた。

また、カバルドンの採用によってサイクル構築におけるカイリューやサーフゴーの「でんじは」をケアでき、水ウーラオス@きあいのタスキ採用によって対面構築における初手ハバタクカミの「でんじは」をケアできていることから、麻痺による運ゲーを概ね回避できていた点も精神衛生上とても良かった。
▶上振れ下振れ共に少ないので、良くも悪くも実力通りの結果がでやすい構築になったように思う。



【感想】

シーズン10は最終日朝7時40分からプレミ負け×4という体たらくだったが、シーズン11最終日を振り返っても特に目立ったプレミはなく、7時以降の負けも全て 択負け/技外し/急所 によるものなので最善を尽くせたと言えるはず。
16位から潜った自身の最終戦に関して、もし勝っていたとて最終12位前後だったため1桁の挑戦権すら得られていなかったことは悔しいが、友人のうわっきーが最終1位をとったことが何よりも嬉しくそれ含め結果にはある程度満足している。
「絶対1桁は獲れる」と各位から言われ続ける日々にいい加減飽きたので次潜る時は必ず獲る。

質問あればX(旧Twitter) @Bavelpoke まで。

ではまた、ランクマッチで。




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