良いハンドルネームとは



初めましての方は初めまして、そうでない方はご贔屓に。ひだかドラピオンと申します。

この記事は #スマブラAdventCalendar2020 の場をお借りして、実在のHNを交え「良いハンドルネーム」について様々な観点で考えていくというものです。


自分で言うのも憚られるのですが、私、群雄割拠のスマブラ界隈でもかなり"凄い"名前をしています。ひとたびYoutube配信者とマッチングすれば「何食ったらこんな名前思いつくんだ」「頭おかしい」など、コメ欄では言われたい放題です。

ただ有難いことに、Twitterでエゴサーチすると「ひだかドラピオンという名前が好き」という声が散見されたため、「HNについての文章を書く資格があろう」と思い本記事を書くに至ります。


※本記事ではハンドルネームを固有名詞として扱うため、紹介の際は 『』+敬称略   の形式で統一します。また、無許可ですので名前を出さないで欲しい等のご意見や、「この観点では良くない」という紹介をする都合上生じる不快に思われる表現に関しては、該当するご本人様からの申し立てのみ受理し削除等対応致しますのでご了承ください。



名前の由来

その前にまず自己紹介がてら、私の現在の名前の由来についてお話します。ご存知の方や興味ない方は飛ばしてください。

Twitterを始めた2013年頃はポケモン勢で『ばべるぽけ』というHNで活動していました。しかし2015年頃師匠と呼んで慕っていた同じポケモン勢の方から、「オタクなら好きなものをハンネに背負え」と教えを受けました。

私は声優の日高里菜さんの大ファンだったので、その頃から『日高里菜(本物)』『ひだかりなさん』という3DSのユーザー名を使い、スマブラ3DS隔離部屋で活動し始めました。

ところがここで問題が生じました。好きな声優の名前を背負ったばかりに、隔離部屋で煽ると日高里菜さんの印象が多少なりとも悪くなってしまうことに気付いたのです。そもそも煽るな、はその通りですが当時は若く煽りが必要でした。

そこで日高里菜さんの要素を残しつつ、もう1つ何か好きなものを背負えないか考えた時思い浮かんだのが、「ドラピオン」でした。単純に一番好きなポケモンはジバコイルなのですが、正直共感を得られないと思い二番目に好きなドラピオンにしました。同年代の方は、ダイパの四天王「むし使いのリョウ」でドラピオンを初めて見たときの印象が強く、思い出を共有できるのでジバコイルにしなくて良かったです。

こうして『ひだかドラピオン』は生まれました。


エゴサーチ

生い立ちについて軽く説明したところで、早速エゴサーチの観点から「良いハンドルネーム」について考えていきます。ここでは「エゴサーチしやすい=他人と被らない(唯一性)=良い」と定義します。

幾つか好例を見ていきましょう。

『ProtoBanham』
『ヤマナクション』
『くしかつうまいな』…アイクラ使い
『ぱせりまん』
『あばだんご』

特に『あばだんご』は、超有名プレイヤーであるために被る可能性を極限まで排除することに成功しており、エゴサーチの観点では最強レベルです。(これからスマブラ界隈に来る人が『あばだんご』って名前にはしないよねって話です。)


反対にエゴサーチの観点では優れていないものを幾つか見ていきましょう。こちらは実際にツイート検索してみました。

『クロ』…クロちゃん、コブクロ がめちゃくちゃ引っかかった。
『なお』…○○な お風呂/お洋服/お姉さん 、なおと等本名 がめちゃくちゃ引っかかった。
『KEN』…外国の方、IDにKENが含まれる方 がめちゃくちゃ引っかかった。


ある程度長い=2~3文字ではないHNであることは、エゴサーチの観点では重要であると言えそうです。ただし長すぎると勝手に略されてしまい、エゴサーチの労力が増えてしまうのが玉に瑕でしょうか。

5文字以上の造語+有名 は唯一性を確保しやすいですが、いきなり有名になることはできないので難しいところです。造語のみで勝負するのが現実的ですね。

また、アニメや漫画の有名キャラクターの名前を丸々HNにするのはエゴサーチ的には0点ですが、修飾語をつけると唯一性の獲得に繋がります。(『孫悟飯』は良くないが、『自己顕示欲の強い孫悟飯』は良い)


呼びやすさ

次に呼びやすさの観点から「良いハンドルネーム」について考えていきます。ここでは「ファミレスで店員に呼ばれても一緒にいる人が恥ずかしくない=良い」と定義します。

幾つか好例を見ていきましょう。

『真央』
『HIKARU』
『まさし』
『ウメハラ』…日本初のプロゲーマー

先程例に挙げた、『クロ』『なお』『KEN』もファミレスで呼ばれても全く違和感ありませんね。「本名(自分のものでなくとも)or本名もじり系ニックネーム」のハンドルネームは、この観点では良いと言えます。どうやらエゴサーチのしやすさと負の相関がありそうです。

ファミレスで「4名でお待ちの『ProtoBanham』様〜」とか呼ばれたら、仮にご一緒していたとしても普通に他人のフリします。


英語表記

唯一性、呼びやすさは双璧を成す要素ですが、もう1つの重要な要素が英語表記です。海外進出をしなくとも、グローバル意識は持っておくべき時代になりました。実際オフの配信台などでは名前欄が定期的に英語表記に挿し替わることが多いです。

ここでは「英語表記でも1発で伝わる=良い」と定義します。といっても『ザクレイ:Zackray』『しゅーとん:Shuton』のように予め用意しておけば1発で伝わるので、好例は1つのみ私が好きなものを挙げておきます。

『めちゃくちゃ強い女:very very strong woman』…クッパ使い(?)


続いて英語表記が招いた悲劇を紹介します。

『そめ:Some』…一見問題なさそうだが、「some-いくつかの」という英単語のせいで120%初見外国ニキは「サム」と読んでしまう。
『じゃがいも:Jagaimo』…最早本人に一切の非はないのだが、昔何かの大会のTwitch配信が「Jagaimo means Potato」弾幕で荒らされたのを見た事がある。

他にもあれば教えてください。


既存単語のHNの英語表記に関しては、例えば『りんご』というHNの場合、「りんご」という音の響きが好きなのか「林檎」そのものが好きなのかによって変わってきます。前者なら表記は『Ringo』、後者は『Apple』になるのでこの辺りは決めておいて、プロフィール欄に書くなどすると良いでしょう。

造語勢は英語表記の解釈が1つしかないので伝わりやすくて良いですね。ちなみにポケモンの海外版ニックネームは13文字が限界だったので、おそらくそれを超えないのがベターだと思われます。


結論

全てを満たす「良いハンドルネーム」とは

4~5文字以上で短すぎない、かつ呼ばれても恥ずかしくない程度の造語で、英語表記/発音に特に問題がない

ハンドルネームのことであると結論付けさせて頂きます。


余談

私の『ひだかドラピオン』というHNを自己採点してみました。

・エゴサーチ:100点…被る訳が無い。

・呼びやすさ:80点…ファミレスの記名台には「日高」と書くため恥ずかしくないが、たまに店内で「ドラピオンさん」と呼んでくる勇者がいるため-20点。

・英語表記:100点…ドラピオンは英語で「Drapion」のため表記も発音もブレない。さらにHidakaDrapionでぴったり13文字。


おわりに

お忙しい中ここまでお読み頂きありがとうございました。断っておきますが、名前を出したHNはプレイヤーとして好きだから名前を出したという面が大きく、名前出てない他のHNが良くないといったことは全くありませんので悪しからず。

「良いハンドルネーム」の条件は他にも幾つかあると考えていたのですが、あまり重要でなかったり、書くのが面倒くさくなったりしたため今回は割愛しました。


これを読んだ皆さんの、より良いHNへの改名のきっかけとなれば嬉しいです。

いつか、まだ見ぬ「良いハンドルネーム」のあなたとお会いできるのを楽しみにしつつ、結びとさせて頂きます。

おわり。

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