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今、わたしたちに出来る事

はじめに
この記事は、最後に課金があります。全文読んで頂いて、趣旨に賛同して頂ければ、この企画 #ちいきの森から (新型コロナ対策として、子供におうちで木工プロジェクト)の送料で使わせて頂きます。

さて、私達は、人工林が町の面積の70%以上、山林は90%以上ある高知県本山町に住んでいます。

木材加工・販売と米焼酎の製造・販売を行う、零細企業ですが、グローバル化した世界情勢の中、未知のウイルスが各国に広がり、又、流通・物流、交流人口が途絶え、世界恐慌に陥るのではないかと不安ばかり感じている、時を過ごしている・・・。


そんな中、地域再生・林業再生コンサルタント会社古川ちいきの総合研究所の古川社長から、「地域の子供たちや家族の為にできることをしませんか?」とお声掛けをいただき、三重県亀山市にあるノッティーハウスリビングさんが、木工キットの無料配布企画を立ち上げた事を連絡いただきました。
Yahoo!ニュースの記事にも取り上げられてました。

古川社長とは、10数年来のお付き合いをさせて頂き、大阪で毎年何回か行われる、林業・木材業界では珍しい事ですが、川上~川下の全てのサプライチェーンを担う方々を一同に集め勉強会を開催しています。時には、異業種の方々も呼んでセミナーを行っています。亀山市のノッティ―ハウスリビングさんもそのメンバーです。今月11日に古川社長から、今年の勉強会で産地で直接生産ができるメンバーに一斉送信され、「子供たちの為に、明るい笑顔を作りませんか?」と、同時多発的に全国の産地に声をかけ、今だから出来る事をやりたいと言う内容の文章が届きました。


はっ!っと思いました。

そうだよなあ、周りにこんなに、森があって自然環境や田舎の里山の風景を残すために、一次産業者の支援に成る為と思い立ち上げて、付加価値商品を今の金融主導型の資本主義の中で、何とか、現金に替え、里山の風景を残す為の経済活動をしてきたのに、その世の中の経済が破綻しかけているという今に何もしていないのはどういうことか。実際、当社も3月までは、通年より多少の売り上げは落ちていましたが、年度末の駆け込み需要もあり注文は入っていました、しかし、4月に入って都市部の百貨店や店舗を中心に、追加注文が入らない日々を過ごしていて、どうやって売れば良いのか、ネットで販売に切り替えようかとか、商品を売る事ばかり考えていた。

そこに、プレゼント企画が舞い込んで来ました。

又、当社は、次世代の子供達に周りにある里山の風景を残したく想い、様々な親子で行う、森を活用したツーリズムを実践してきたのに、注文が入らなくなった事ばかり考えて、次の世代を担う子供達に目を向けてやることを忘れていました。

私達の目的は、心の豊かさ、次世代の為に残す事、自然環境を維持し持続可能な里山を作る経済活動を行う事です。

準備を始め、4月17日に申込を開始しました。


事前に、プレスリリースの記事をメディアに入稿し、高知放送と高知新聞で取り上げられ、申し込みから2時間で受付終了、その後は、問合せが当日だけで100件以上あるという、零細企業にとっては、大反響の一日でした。


高知新聞の記事

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高知放送放送中の写真

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プレゼントした商品

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20日より、申し込みのあった商品の配送準備に掛かり、一週間程度でご家族にお届け出来ると思います。
この商品の原材料は、高知県本山町の嶺北産杉材です。
木を伐ってくれたのが、山番LLPという、小規模林業者のメンバー
右から、代表の川端さん、稲葉さん、野尻さん、後、写真には載ってないですが、植村さん、4名の皆さんが本山町で林業する為に移住してきてくれたメンバーです。

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弊社、ばうむのスタッフと山番LLPのスタッフで、此れからも、活動していきます。


又、このプレゼント企画は、経済的に影響があるにも関わらず、快く参画してくれる全国の12産地がゴールデンウィークまでに、スタートする予定、現在、各産地が準備中ですので、注目下さい!


「#ちいきの森から」のハッシュタグで全国の子供達に笑顔を届けます。
ばうむも、大反響でしたので第二弾のプレゼント企画も予定しています。
弊社の場合は、地域の子供達に届ける企画になりますが、大変、経営も厳しい中での企画となります。

私は、正直申し上げますと、いままで無料企画やプレゼント企画などは、素材や木に関わってきた多くの地域の方たちの想いを届けられないと、100円でも財布からお金を出して貰えるにはどうしたら良いかを考えていましてプレゼント企画には興味なかったんです。しかし、こういった時こそ、無料提供でも、想いの価値を広げられるという事に気付かされました。

コロナで荒んだ世の中は、子供達には関係ないのです。

学校や幼稚園に行きたくても数ヶ月以上も行けないというのは、ここ50年あったことでしょうか。子どもたちに、良い思い出として残って貰えれば、それだけで満足です。国産材(地域材)は身近な資源なので、このような有事には、物流等が便利になった昨今では、直ぐに提供できるサービス素材なのです。いま、現金給付しろ、しないとか、お金の価値しか考えてない、国民と政治に一石を投じる機会になれば幸いです。

もし、この記事が良いなあと思いましたら、全文公開になっていますが、課金いただければ幸いです。送料に充てたいと思います。もちろん、数字は事後オープンにいたします。あるいは課金はちょっとなぁという方は、全国での#ちいきの森から、に参画するなどし、おうちで木工をしたり、木と触れて手を動かすことをお子様と楽しんでいただければと思います。

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