パンフ写真5

Pekalonganの型押しバティック(たびうさぎ、春日曠氏のコレクションから)

Kompeni模様のオランダ時代のバティック。現在、チレボンでも複製して繰り返し作られている文様です。これはSarung。Kepala部分にBuketanと呼ばれる花束文様を配置しています。図録で似たような文様を見たことがあるのですが、春日氏のお宅で実物を見せていただき、驚きました。

パンフ写真5b

一見、手描きに見えるのですが、型押し+手描きのコンビネーションバティックだったのです。模様の線の形状が同じことや、線に「溜め」がないことなどで近くからみると確かにチャップなのですが、、、1枚のバティックを作るのに、たくさんの種類のCap(型)を作っていたのですね。様々なCapを1枚の布に構成していく型押し職人さんもすごいなぁ。

パンフ写真5d

Buketan...花束部分もCapです。

パンフ写真5a

チャップの大きさには限度があるのでいくつかのCapを組み合わせて花束文様を構成しているのですが、すごいことにつなぎ目が見えない。

型を作って量産したんだろうなぁ、、、何枚くらい作ったのだろう?

プカロガンのCap産業は今も継続していて、チレボンの工房もCap(型)はプカロガンに注文に出しています。先日、久しぶりにプカロガンに行き、面白いチャップバティックを何枚か購入しました。やはりレベルが高い(丹誠過ぎてプリントに見えるのも)。

たびうさぎのバティック展覧会は下記のスケジュールです。実物をぜひご覧になってください。

開催日時 2020年3月26日(木)~3月29日(日)      
 10:00~19:00(最終日は17:00まで)  
入  場 無料
会  場 三鷹市芸術文化センター第3展示室(地
下1階)     
主  催 たびうさぎ(春日 曠)

【JPG】三鷹市芸術文化センター地図


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