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docomo Open House 2020 の総評(個人的備忘録)

5Gを睨んでのディジタルショーケースと認識しているのだが、肝心の5G標準化社会に向けたソリューションのイメージが拍子抜け。期待していた「想像を越えたなにか」を見ることはできなかったのが残念。
ARやVR、ニューカマーのサービスコンテンツなどの多くも、昭和平成のビジネスルーティンに乗せた時短や拡張や高速高精細化に過ぎず、スタイル自体を変革させるような提案は見られなかった。
例えばVRウルトラマンにしても確かに映像体験としてはよくできていたが、臨場感のあるTV視聴の域を出てはいない。もし本格的に体感的参加型コンテンツにしようとするなら、HMD視聴者の視点を1/20にダウンサイジングして、リアルボディで動き回れるエリアもVR上では同じ縮尺で表現される、とか。
注目していたMagic Leapも、電脳コイルの世界まで到達するには、まだまだ越えるべき発想のハードルが数段ありそう。

そんな中これはびっくりと思ったツールは、Wiliot社のブース(E-09)で紹介されていた「電源不要」のタグビーコン。クローバーの葉のような形をしたアンテナ?を挟み込んだシートが、周辺空間に飛び交う電波を拾って稼働するというトンデモ領域のビーコンで、Bluetooth経由で位置情報タグとして使用する。開発中の第3世代はFM波を利用できるようになるという。ちなみに人跡の無い森林や山岳では動かないらしい。そらそうだ(笑)
https://www.wiliot.com/

いろいろdisっているが、それだけ期待が大きかったということで、その分を差っ引けば十分見に行く価値はあると思う。
なんにせよ、見て触れなければ評価もできないワケで。

そうそう。
アマデウス紅莉栖タソとお話できたのは、とても良かった(ワロス)

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