2022年開成中学校入試結果【出願者数・倍率・合格者最低点】

コロナウィルスの感染者数が増え続ける中、
首都圏の中学入試は「2月シリーズ」が始まりました。
学校での感染拡大も報道されている中での受験本番、受験生の皆さんも保護者の方も、本当に大変だったと思います。
結果に関わらず、本当に皆さん、お疲れさまでした!

本業が忙しく、しばらく記事を更新できませんでしたが、入試の結果も少しずつ更新していきます。

首都圏の最難関男子校、開成中学の入試結果です。こちらのサイトが更新されます。

出願者数 498名(昨年522名から24名減)
受験者数 484名(昨年513名から27名減)

出願者数は微減でした。この5年で最も少なかったですね。数年間増え続けていましたが、2年連続の減少。次年度は注意が必要です。

合格者 185名(昨年と同じ)
実質倍率 2.6倍(昨年2.8倍から-0,2ポイント)

出願者が減ったことで、倍率も下がっています。

合格者最低点 199点
満点は310点なので得点率64.1%でした。
合格者平均点 214.9点
得点率は69.3%です。昨年は217.9点なので若干、下がりました。

各科目の合格者平均点を見てみます。( )内は(昨年、一昨年)
国語 85点満点 45.6点(58.0、51.6)
算数 85点満点 60.7点(55.8、49.5)
理科 70点満点 54.0点(54.1、49.7)
社会 70点満点 54.8点(49.9、45.9)

今年は国語の難易度が上がっていることがよくわかります。昨年は易しかったので、反動が大きいですね。

全体平均と合格者平均の差を見ると算数が10点差がついています。これは毎年の傾向で、算数が合否を分けていることは、開成入試の特徴です。ただし、今年のように国語の難易度が上がっている年もありますし、理科・社会は平均点が高いので、4科目バランスよく得点することは必須になります。

最難関をめざして毎年、熾烈な入試となる開成中学。その出題内容も注目されます。今年、平均点が下がった国語の入試問題については、また機会があれば書きたいと思います。




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