仕事納め、中学受験・直前の授業

まさに先生として走って走って、師走の業務を昨日、納めてまいりました。最後の4日間は冬期講習。年内は120分☓2コマ。中学受験コースの小5・小6の2コマです。
小5のクラスは、いつも教えている生徒たちですが、毎日の課題もしっかりこなしてくれて、力がついているのを実感。特に記述力は、この1年で全員が上がってきました。タカバタケは国語の記述問題は、生徒が「経験値を上げる=逃げずに取り組む」ことを実践し、それに対して指導者が丁寧に添削指導でフィードバックすれば、誰でも伸びるという信念で指導しています。すでに記述の解答用紙を出す習慣がついているので、受験まで力を伸ばしていけそうです。

小6のクラスは受験直前に「初顔合わせ」。ふだん教えている先生の指導の流れもあると思うので、彼らの直前期の学習を乱さないように・・・と、少し緊張しながら初日を迎えましたが、みんな素直で人懐っこい生徒たちで(受験前なので、もうちょい緊張感持てやとちょっと思いつつ笑)楽しく授業を進めることができました。こちらのクラスは年明けも4日間授業があるので、引き続き最大限力をつけてあげられるようにしっかり休みの間に準備したいと思います。

受験直前の指導では、「試験当日につなげる」ことを大切にしています。
受験まで1ヶ月。もうここからは、直接、試験当日につながります。間違えた知識事項はその場でしっかりやり直しておけば、当日まで記憶に残ります。今日間違えて良かった!ぐらいの気持ちで集中して臨んでほしい・・・と、強調しています。
国語の読解問題の場合は、「頻出のテーマ」について印象付けるような説明も大切ですね。昨日は「日本語の良さを理解して、大切にしよう」、「人と人が連帯することの大切さ」という文章だったのですが、よく出るテーマなので、深く理解してもらえるように解説しました。
この時期になって新しい解き方など出てくるわけではないので、理解を重視して、同じテーマの文章が試験本番で出たら「あ、これ、同じようなの読んだことがある」と思ってもらえるような授業を心がけています。
あとは、試験当日に役立つ実践的な話も多くなります。
・最後の1分まで見直しをしよう。
・抜き出し問題は追いかけすぎない。
・見直しのときは抜き出し問題で文字間違いをしてないかを見よう。
・漢字の問題は特にていねいに解こう。
・難しい文章でも、テーマさえ取れれば問題は解ける。
・・・なんて話にも時間を使います。

国語という教科は、受験直前に問題をたくさん解くことよりも、一題一題を本番につなげるように丁寧に取り組むほうが、得点につながります。
彼らが自信を持って受験に臨めるようにしてあげたいと思います。

・・・と、掛かり気味で授業をしていた年の瀬。寄る年波には勝てませんで、今日の午前中はくたばっていました。幸い今年は4日間お休みをいただいているので、今日はゆるりと体を休めたいと思います。

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