お正月から塾なんて。

2022年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。

今年の年末年始は4日間のお休み。
授業のピークは年内に過ぎましたので持ち帰りの仕事も少なく
歌と笑いとスポーツをひねもす見つつ、
ゆ〜っくり過ごしています。

さて、タカバタケの勤める塾は、
昨年まで2日から稼働する部門があったのですが、
今年は全部門でお休みになりました。
その部門では、去年までの正月特訓を「映像配信」に切り替えて、
学習してもらうことになりました。

この決定に私は関わっていないのですが、
この発想、10年前なら、なかったよなあと思います。

受験生に正月など、ないのだっ!
正月気分に背を向けて、塾に集まって、
朝から演習演習解説解説。
受験に向けて最後の特訓授業!
新年の始まりに気合を入れてお正月気分を吹き飛ばそう!

昭和感。

いくつかの校舎の生徒が集まる感染リスクに加えて、
昼食を全員で取ることのリスク、
さらに年末年始のハードスケジュールの中、
講師、スタッフが休みが少ないことも考慮して
「映像配信」に切り替えたのですが、
すごく良い判断だと思いました。

映像配信なら生徒の皆さんが家庭で学習できますよね。
せっかくのお正月休み。
受験生といえども家族全員で過ごせる貴重な時間は大事ですから、
自宅で学習できる正月の特別授業、
喜んでいただいている方も多いのではないかなと思います。

いつも頑張っているただいている先生方にも
家族で過ごしていただけますしね〜。
冬期講習は、ただでさえハードで、
先生方も消耗していますから、
ここで休みを取ることは体調管理という意味でも
あとあと、効いてきそうです。

そもそも高校入試は
入試まであと一ヶ月あるのですから、
半日ぐらい「お正月気分」を
味わったところで合否に影響しないです。
断言。

むしろ、お正月で華やいだ町の中、
重たいテキストを抱えて塾に通うなんて
精神衛生上も良くないよなあ・・・とすら思います。

長年、受験生と関わっていると
思い詰めて隙間なく緊張感を持続して
勉強している人よりも、
オンオフを切り替えて
メリハリを付けて勉強できる人のほうが
うまく行っているように思います。

今回、正月特訓を映像に切り替える決断には
うちの塾の受験生なら、家でも勉強できる!
という信頼があるからだと思うのですが、
それも素敵だなと思いました。
直前期に塾にベッタリにならないような受験生を育てることも
とても大事ですよね。

もちろん一定の時間、塾に来てもらうこともすごく大事です。
直前期、その限られた時間で最大限の指導をできるのが、
真の指導力だと思います。

・・・と、いろいろ書いてきましたが、
コロナに振り回されたこの2年は、
さまざまなことを考えるきっかけになったことも事実です。
「お正月から塾なんて」。
正月特訓を例にしてみましたが、
当たり前にやっていたことが本当に必要なのか、
考えていきたいですね。

感染者数がじわじわ増えていますが、
昨年より状況は確実に良くなっており、
今年はコロナ後のニューノーマルを考える一年になりそう
・・・ということで年のはじめのご挨拶に変えて。

ああ、まだ休みが一日ある。
明日はとにもかくにも本を読んで過ごそうかなと思います。

昨年からここに発信の場所を移しましたが、
勉強のこと、受験のこと、
それだけではなく野球やらサッカーやら身の回りのことなど、
いろいろ考えたことを、残していきたいと思います。

今年もよろしくおねがいします。

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