副都心線来ない

東京の地下には縦横無尽に穴がある。

その中でもっとも大きい体積を誇るのが、地下鉄であろう。たぶん。都営地下鉄と東京メトロ。この便利な地下鉄運行に慣れている都会人…自分もだが…は、ちょっとでも電車が来ないと癇癪を起こすだろう。

現在では若き日の尖ったエッジがとれて、あまり癇癪を起さないのであるが、今日、副都心線があまりに来ないので少し頭にきた。

そもそも南北線と副都心線は歴史が浅く、そのホームとかも含めてとてもキレイである。比較的すいているし。しかし、副都心線は開通した当初よりダイヤ乱れの元凶となっている。小竹向原駅で、東武線からきて有楽町線もしくは副都心線に乗り入れる列車、西武線からきて有楽町線もしくは副都心線に乗り入れる列車…ごちゃごちゃになって、駅員さんですらアナウンスを間違えてしまう有様だった。あまつさえ、今や東京メトロで私鉄に乗り入れていない路線などほぼ皆無なのである。それらの沿線でなんらかのトラブルがあれば、当然遅延などが発生してしまうわけなのだ。現在に至っては、ラッシュ時の遅延や時間調整などは「常識」化している。常態化か…。

メインに使う路線の話だけしてしまったが、丸ノ内線・銀座線・東西線などは「よく追突しないな~」と思うほど本数が多い。ラッシュ時以外でも結構「来る」。スピードも速い。余談だけど。まあ利用客数に比例するのは当然で仕方ないのである。

そんなこんなを思うのも東京という「箱」のなかで生活しているからなのだろう。実家にたまに帰ると、1時間に3~4本など当たり前だし。1日に2本とか…は、無いか…バスじゃあるまいし。

東京で生活するにはかなりのスピード感でいなければならない。こんな些細な、普段気にも留めない無自覚なことがたまにヒョロヒョロと首を出す。まこと疲れる限りだ。

たまにムカッとくることも実はいつも思っていることの片鱗だったりするわけで、この無自覚に覆われた魔物の存在が日頃の心身の疲れやなんやらの元凶になっていることすら考えない無自覚な人種が都会人なんだろうと考えた次第。

全然タイトルと関係ないな……

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