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ダイヤモンドS2022全頭分析

 連日楽しませてもらっている北京オリンピックも終盤。大会前には全く知らなかった競技の楽しさを知った一方で、ルールや採点基準の曖昧さに素人ながら不満を覚えております。ただ、選手達の技術や想いに感動し、興奮しているのも事実で、競争種目のゴール前で「差せ!」「そのまま!」と声をあげてしまうのは競馬好きの性なのでしょう。笑
 
 前置きが長くなりましたが、今週も全頭分析を。前回に続き、Twitterからのコピペが主ですので、さっと流す程度で。それではいきましょう。

アドマイヤアルバ 団野大成 53.0kg

前走:中山金杯12着 吉田豊 53.0kg
 前走は立ち遅れから最後方。3角手前から動かし始めるも、反応悪く、直線は垂れてきた馬を交わしただけ。
 好走した昨年の目黒記念は、内枠から先行&軽斤量&ドスロー&初ブリンカーと全てが噛み合ってのもの。近走は道中二桁番手からの競馬となっており、これでは今回も厳しくなりそう。ただ、相対的に見て距離延長はプラスで、53.0kgも良い。あとは内枠を引いてどうか。

アンティシペイト 田辺裕信 55.0kg

前走:AJCC11着 大野拓弥56.0kg
 3勝クラスを勝ち上がった後、中距離GⅡを2連敗。前々走は得意とする先行から早め先頭の競馬で惨敗。前走は後方の位置取りとなり、勝負所でついていけず。普通に弱い
 ただ、4走前ジューンSで後のステイヤーズS3着馬と叩き合いを演じており、メンバー弱化長距離GⅢなら通用しても。このとき、今回人気になりそうなメロディーレーンには大きく先着している点は要注目。
〈バタバタの狙い目〉
単勝20倍

ヴァルコス 三浦皇成 54.0kg

前走:ステイヤーズS8着 三浦皇成 56.0kg
 3歳時の青葉賞では強い競馬で好タイムの2着。屈腱炎での長期休養明け2戦目の前走は3角から動ききれず。
 馬柱を見ればもう終わったとも捉えられるが、GⅠ以外では大敗していない。青葉賞で敗れたオーソリティを物差しにすれば、今回のメンバーレベルは低い。大箱競馬場向きで、距離もこなせそう。54.0kgは恵まれた印象。本命候補の1頭。
〈バタバタの狙い目〉
単勝15倍

ヴェローチェオロ 戸崎圭太 54.0kg

前走:グレイトフルS1着 戸崎圭太 54.0kg
 三田特別の内容を評価して菊花賞で本命を打った馬。その菊花賞でも、3角で若干加速が遅れながら直線伸びてきて6着。前走も自己条件に戻って勝ちきった点は評価したい。
 ただ、想定で1番人気。言わば「3勝クラスを勝っただけの馬」をこの人気で買うのはどうか。スピードよりもスタミナやパワーが長所で、舞台設定も疑問。

カウディーリョ Mデムーロ 56.0kg

前走:万葉S5着 藤岡佑介 56.0kg
 前々走ステイヤーズSでは1番人気に推されたものの、直線入る頃には手応えなし。同じ位置にいた2頭が2、3着にきていることからも、弱いと言わざるを得ない。
 更に今回トップハンデの56.0kg。これは厳しい。昨夏、北海道で好走できているように、そのレベルの馬。夏を待ちましょう。消し。

カレンルシェルブル 横山和生 53.0kg

前走:美濃S3着 横山典弘 56.0kg
 かなり強いと思っている1頭。前走3勝クラスで3着は若干不満ではあるが、強かったのがセントライト記念。
 ソーヴァリアントに真っ向勝負を挑み、食らいついての4着。荒削りな内容ではあったが、能力はある。ソーヴァリアントとの着差を物差しにすれば、低レベルGⅢなら充分足りる。今回は斤量も軽い。距離こなせればまで期待。
〈バタバタの狙い目〉
単勝25倍

グレンガリー 大野拓弥 54.0kg

前走:アンドロメダS14着 松若風馬 54.0kg
 後続馬に脚を使わせ、上がりが36秒越えの逃げで、2勝クラスから勝ち上がってきた。
 ただ、前走はゲート出たものの逃げられず。最後まで粘る根性はあるが、思いっきり逃げてどうか。重賞では足りないように思えるが、他に逃げたい馬はいなそうで単逃げできるのは好材料。
 当馬の取捨に関わらず、当馬の出方が展開に及ぼす影響は大きい。枠や陣営のコメントは注視したい。

ゴースト 北村宏司 54.0kg

前走:ステイヤーズS5着 鮫島克駿 56.0kg
 前走ステイヤーズSは内々で上手く立ち回り、5着。着順だけ見れば好走だが、1〜4着馬には何回やっても勝てないという印象。
 斤量差を考えれば逆転も考えたくなるが、アルゼンチン共和国杯でも全く通用しておらず、重賞では足りない。消し。

セントレオナード 丸山元気 53.0kg

前走:早春S7着 石橋脩 56.0kg
 兄弟にはヴァンキッシュランやリリーピュアハートがおり、東京2400mを得意としている血統。当馬も2勝をあげている。ただ、前走はそのコースで惨敗
 3勝目までは安定していたが、近3走は4角で手応えがなくなっており、3勝クラスのを越えられず。重賞では力が足りない。消し。

テーオーロイヤル 菱田裕二 54.0kg

前走:尼崎S1着 菱田裕二 55.0kg
 昨年春、青葉賞を大外ぶんまわしで4着の後、条件戦を3連勝。前々走では後に万葉Sを勝つマカオンドールやオークス3着のハギノピリナなどを相手に逃げ切り。1000m1分4秒という遅いペースではあるものの、自在さは示した。
 3連勝でまだ底を見せていない点は評価できるが、まだまだ分からない部分も多い。オッズ次第ではあるが、消すのは難しいかなという印象。

トーセンカンビーナ 石川裕紀人 55.0kg

前走:ステイヤーズS4着 横山武史 56.0kg
 前走は出遅れから道中位置上げというちぐはぐな競馬で4着。度外視とまでは言えないが、力上位であったことは間違いない。
 スピード、キレ味という馬ではなく、3角〜4角で追い通しになるのが特徴。相対的にはタフな馬場、流れの方が良さそうで、ベストの舞台とは言い難いが、実力はある。

メロディーレーン 菅原明良 52.0kg

前走:有馬記念15着 岩田望来 55.0kg
 菊花賞や阪神大賞典で好走しており、重賞馬不在のメンバーでは実績上位とも言える当馬。ただ、この馬も「3勝クラスを勝っただけの馬」にすぎず、不安要素は多い。
 気になるのがジューンS。スローペースで前に展開が向いたとはいえ、叩き合ったシルヴァーソニック&アンティシペイトには全く迫れず。シルヴァーソニックと接戦した馬や、アンティシペイトも出てくる中、この馬を単勝一桁で買いたいとは思えない。
 左回りの出走歴は3走のみで全て惨敗。更に好走のほとんどは軽斤量。その点、今回52.0kgは勿論プラスだが、それが取り上げられて人気になるなら、とも。

ランフォザローゼス 田中勝春 54.0kg

前走:白富士S10着 田中勝春 56.0kg
 2019年青葉賞の2着馬で、新馬以来勝鞍がないという1勝馬。ただ、近走を見た印象は「弱くはない」。
 1600〜2000のリステッドでそこそこ走ってはいるし、なんと言っても良血馬。ミライヘノツバサに近い感じもしなくはない。低レベルメンバーで単勝万馬券なら抑えておいても。
〈バタバタの狙い目〉
単勝100倍

レクセランス 横山武史 55.0kg

前走:万葉S2着 Cデムーロ 54.0kg
 前走は、直線脚を伸ばしたものの勝ち馬にアタマ差及ばず2着。通った場所、斤量の差のような感じもする。
 皐月賞以降冴えない競馬が続いていたが、もともとは3連勝ですみれSを制するだけの素質があった馬。
 ステイヤーズSには出ていないが、近2走でシルヴァーソニック、アンティシペイト、トーセンカンビーナらを降しており、今回のメンバーなら力上位。アルゼンチン共和国杯で復調の兆し、万葉Sで距離には目処がたったとなれば、人気でも消すのは難しいか。


 いかがだったでしょうか。ここまで読んでいただけた方ならお分かりかと思いますが、今回かなりレベルが低いと見ています。重賞勝ち馬はおらず、OP・リステッド勝ちが2頭、重賞2着が5頭(内4頭は3歳重賞)。
 その中で判断材料となりそうなのが、強い馬を物差しにして測るということ。分析でも何回か書きましたが、万葉S、ステイヤーズS、アルゼンチン共和国杯の3レースから抽出して比較し、そこに近走条件戦で好走している馬が加わって…というイメージです。
 過去の傾向としてはお散歩からの末脚勝負となりやすいレースですが、週末には雨予報も出ており、適性が問われるレースになる可能性もあります。基礎能力の評価とのバランスを上手くとっていきたいですね。

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