見出し画像

リフォームトラブルを防ぐ為に知っておくべき3つのこと その②

では、リフォームトラブルを防ぐ為に知っておくべき3つのこと その②をお伝えします。

その② 塗り重ね乾燥時間
インターバルとも言います。

素地調整をしっかりと行った後、いざ塗装工程に入る訳ですが、基本的に塗装工程というのは3工程が基本です。

まず一層目は然るべき下塗り材を塗装する。
素地は何か?また中・上塗りが何か?によって下塗り材の種類は違ってくるのですが、実際に塗る素地と中・上塗り材との接着剤のような役割があったり、素地の吸い込みを抑えてムラなく仕上げるために無くてはならない工程です。
次の工程として、耐久性や機能を比べて選定した塗料を2回塗ります。
塗り替えにおいては中・上塗りとして、同じ塗料を2回塗るのが一般的です。
すなわち、3工程(3回塗り)となります。
※例外として下塗り不要な塗料や、吹付等で工程数の多い塗装仕様もありますが、ここでは基本3工程で話を進めます。

塗り重ね乾燥時間とは、
例えば、下塗り材を塗った後に中塗りを塗るまでの乾燥時間。
また中塗りを塗った後に上塗りを塗るまでの乾燥時間の長さを言います。
例えば、摂取25°cの環境下では、4時間とか8時間とか。。どんな塗料カタログでも末頁に近い位置に「塗装仕様」という工程表が載ってますので、そちらを参照してください。
ちなみに摂氏25°cの環境下ということなので、冬場など10°cくらいの気温ではそれよりも長い時間のインターバルが必要ということになります。

実際に天候の良い時期ですと、塗ってから1.2時間で触っても手につかないくらいに乾いていることがほとんどですが、塗り重ね乾燥時間とはその規定された時間を過ぎなければ、手で触って乾いていても次の工程に進んではいけない。塗ってはいけないということです。塗り重ね乾燥時間を待たずに次の工程に移り塗り重ねてしまうと、どんな高耐久で高機能な塗料を塗ったとしても、その塗料が持つ性能を発揮できず早期に劣化してしまいます。

塗装工事においてはとても大切なことなので、覚えておくべき大切なポイントになります。

といっても、実際に塗装するのはお施主様ではなく担当する業者さんですので、見積提案時や施工前などで「この塗料の塗り重ね乾燥時間は何時間ですか?」と聞くことで、その業者さんに知識があるか分かりますし、しっかりと知っていたにしても…このお客さんは塗料の事を知っているな…と思わすことで、しっかりと塗り重ね乾燥時間を守り、後々のリフォームトラブルの抑止につながりますので、覚えておいて損はないですよ!

では時間、その③です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?