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CLGを友達と話すみたいに書いてみる(前編)

今日はちょっとアウトプットの回です。
(興味のない人からしたら全然面白くないかもしれない)

今から話す分野での勝ち筋が見えすぎてて、これビジネスにしたらめっちゃ面白くない?!というアイデアが今湧いてきてます。

メモ書きみたいなところもありますが、将来この考えが広まるのは時間の問題ではないかなと思うので興味のある方は留めておいてください。l

CLGとは(コミュニティレッドグロース)の略です。

もともと、ある商品を届ける際にはマーケティングでどうにかする、といったMLG(マーケティングレッドグロース)やセールスの腕力で売ってこい!といったSLG(セールスレッドグロース)が主流となっていたんですが、これってプロダクト自体が顧客獲得の主軸にしちゃったほうがコスパいいよね?となりPLG(プロダクトレッドグロース)という考え方が生まれました。
#スーパーエクストリーム

プロダクトレッドグロースといえばイメージしやすいのがzoomです。
zoomの営業さんってそういえば見たことないっすよね?
コロナになってzoom会議が主流になって、気がつけば有料プランにしちゃってる。みたいな。

あれ実は気づいたらって思いがちかもしれないけど、ポップアップで「初年度●%OFFでお得!」とか「法人プランはこちら!」とか知らない間にPRされてるんだってよ。

じゃあ全部プロダクト内で売ればいいじゃん?って話になると思いきや違くて。

PLGの課題点は2点。

・プロダクトの認知向上や利用促進が弱い
・オンボード&活用をユーザーで完結させることは難しい

一言で言うと(CSがむずい)って話。

zoomみたいに使い方が誰でも分かるものだったら良いけど、
やっぱそこにも使う側のリテラシーによって開きがあるSaaSプロダクトって結構あるよね。

だからPLGできたー!!って手放しに喜べる企業って実は多くなくて、
結局営業が認知活動やんなきゃいけないじゃん!とか、しっかり人が手取り足取りサポートして活用してもらわなくっちゃ!みたいに

PLG→やっぱりSLG みたいになるんだよね。

でも。

もし認知や活用を営業の手から本当に離れることができる仕組みが作ることができたらこれは画期的。だって人件費抑えられるし。赤掘って当然!というSaaSビジネスの風当たりが年々強くなってる中、そういう概念は常に求められ続けてきた。

そこで出たのがCLGという考え方。

コミュニティレッドグロース、と呼びます。

一応の定義は「企業がユーザー同士の交流をサポートし、プロダクトの枠を超えて価値を適用すること」だそう。

大事なのはコミュニティは顧客のリテンション(維持)だけではなく、新顧客の獲得チャネルにもなり得るし、プロダクトフィードバックのメカニズムにもなるよってこと。

今までは 営業⇨お客さん という構図だったのが
CLGでは 営業⇨コミュニティ になる。

コミュニティの中にいる人はプロダクトを使ったことのある人やプロダクトの考え方、価値観に共感している人が集まってる。
それはやがてプロダクトを使うために集まるのではなく、ネットワークを使うために集まるといったような役割も持つよってことが本気で本気で重要。

でもこの考え方って別に新しいワケじゃない。

古くは宗教。キリスト教なんかは、朝早くに教会に行って聖書を読むという習慣がある。

何度も言うけど大事なのは「聖書を読む」ことではなくて「同じ価値観を持った人に会う」こと。
教会でいつも会うあの人に会いに行く。みたいなノリ。

昔からあるノリが今なんで求められてるかと言うと「人間関係の希薄化」なんじゃないかなあと思う。これは僕個人の感想ね。

コロナで人と接触する機会が2.3年極端に減った。
コロナが収まったら元に戻ると思いきや、意外と便利だということに気づいて基本オンライン。外出も滅多にしないことがライフスタイルの主軸に。

そのおかげで道端で偶然知り合うという機会は減っていって、
決まった時間に決まった場所(zoom)で話す。という文化になるつつある。

でも、2000年間くらいは人は人と交わりを持って暮らしていた。

人間の中には「共通の関心ごとや目的のためにつながりを持ちたい」と言う欲求自体は消えないんだと思う。

私生活のつながりはもちろん、ビジネス環境においてもそれは言える。
例えば今、営業成績を取りまとめるツール(SFA)が欲しい!となった時に「SFA 便利」とかググったら最後。SEO対策に金かけてる企業順に情報が殴りかかってくる。

知りたいのはそうじゃなくて。。もっと僕にあった、というか僕と同じような経験や近しい人が使うフィットした商品なんだよな・・という思い。

同じようなサービスが並んでる中で、何がサービスの導入決め手になるかと言うと「似たような境遇の人が入れてた」であって、それをコミュニティデザインすることにより見つけやすくする。

集合住宅、みたいなノリが今必要なんだ。

もちろんコミュニティを作っちゃえばそこで経済が回るかもしれない。

何を買うかの時代から、誰から買うかの時代。
そして、「誰と買うか」の時代に入りつつある。

CLGの概念はすぐにでもインストールしないといけないし、
この概念を用いて企業のLTVが上がったり、従業員満足度が上がった、なんてレポートが出来上がった日には一気に注目される分野になると確信してる。


ムラカミリョウ


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