和音を繋げて弾く

久しぶりの投稿です。
ピアノの和音を繋げて弾くことについての内容です。

片手で4つ、もしくはそれ以上の音を鳴らす和音が
いくつか(も)並んでいてそれらの和音が
スラーで繋がっているような所を練習する時によく思うのは、
1つの和音から次の和音へ行く時に
どのタイミングで指を離そうか、ということではないでしょうか。


もちろん音を繋げるためにペダルに頼りすぎずに
指で音を保つのは大切なのですが、指先の、打鍵する瞬間だけに集中して
練習すると思うような響きが鳴らなかったり
音としては繋がって聞こえていても、
音楽的に繋がっていないように感じる、

というようなことが起きることがあります。
(それらのことは昔私によく起きていたことでした笑)

ここで、和音を繋げて弾くという時に特に関連している12感覚について考えてみると


・打鍵する感覚(触覚)

書くまでもないかと思いますが、音を鳴らすために打鍵し指から鍵盤へ伝える時の感覚。


・次の音を予測する感覚(運動感覚)

次は何の音をどの指で鳴らすのか、どんな響きで強弱で鳴らすのかなどとイメージする感覚。


・耳だけでなくお腹で響きを感じる感覚(聴覚)

音を耳だけではなく、より広い範囲で響きを感じ取るための感覚。

もちろん単音の時も耳だけで響きは聞いていないですが、和音を「聴く」時は無意識により響きを感じようとしているのではないでしょうか。


・全ての方向を知った上でバランスを取る感覚(平衡感覚)

和音を鳴らす時、左右(手)のバランスを聴いた上でより空間での響きを感じ取りバランスを取りながら鳴らす感覚。


があると私は思っているのですが
(音楽的な事を考えると12感覚全てが関係していますが、
今回はシンプルに考えるためにこの4つを選びました)


これらの感覚をバランス良く練習の中で育てていくことが和音をなめらかに、音楽的に繋げて鳴らすコツだと思います。


今日もお読み下さりありがとうございました(*^_^*)




より自分を深く知り、音と共に自分を整え
全ての人生経験を音楽表現に活かすためのセラピー。

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