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「三十勝列伝」はこんな本です!

 シーズン30勝投手というのは絶滅した記録のひとつである一方で、「記録の神様」といわれている宇佐美徹也氏は、自著の中で 「一見派手に見える30勝投手だが、40試合前後で投げても成績ならともかく、 多くは過投から寿命を縮める犠牲を伴ったものだけに、 過去やり遂げた投手たちへの拍手と感動は禁じ得ないにせよ、 二度と生まれてほしくない記録といった方が適切かもしれない」と述べています。
 さすが記録の神様の言葉には重みがあります。確かにプロ野球の現代のシステムでは、シーズン30勝投手は二度と現れないでしょう。選手の体調を考えれば、酷使に次ぐ酷使でなし得た30勝であり、チームのエースが先発・救援と大活躍した時代だからこその記録に違いありません。
 そういう意味では野球ファンからいってもそこまでの酷使はみたくない。けれども、現代までの長い歴史を誇るプロ野球界では、シーズン30勝を達成した投手がいたのも紛れもない事実。であればそんな特異なピッチャーたちを今だからこそ取り上げたい…そんな想いでこの電子書籍が誕生しました。
 古き良き野球を愛する野球伝説劇場「野球雲」では、いつも古い野球とその周辺文化について特集しています。

はじめに「もう現れないほうが良いかもしれない30勝投手」より

突然で失礼しました!
野球伝説劇場「野球雲」編集長の鈴木です。

前回お知らせしたKindle版の野球雲。

野球雲スタッフがこれまで発表してきたメルマガやブログ記事から、特に反響があった記事をヨリヌキして一冊にまとめた「野球歳時記」に対して、先に発売したのが「三十勝列伝」です。


真田重蔵編その1
真田重蔵編その2

百聞は一見にしかず。この画像は「三十勝列伝」の真田重蔵編です。

現代プロ野球では達成不可能なシーズン30勝を記録した偉大なレジェンド19人にクローズアップ。

元々は野球雲ブログに掲載されていた内容を大幅にリライトして、伝説の投手たちの生涯記録まで掲載するなど、まさに【完全保存版】といった出来栄えです。

Kindle Unlimitedに加入している方なら0円で読めます。

読書の秋にぜひともよろしくお願いします。

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