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チリも積もれば|4/12 ヤクルト1回戦は少しだけ振り返れる

ご覧いただきありがとうございます。
仕事の影響で後半しか見られなかったので今日は見られた中で気になった部分だけ書いていきます。

試合振り返り

1回〜9回

度会、佐野が猛打賞など、12安打で盗塁も絡めて勝利。
東が6回まで投げた後、勝ちパターンとして徳山、伊勢、森原が繋ぐ。
オースティン不在も、違うチームの良さを出した一戦でした。

総括

本当に少ししか見られなかったですが、オースティン、ウェンデルケンが不在の中、代役が違った良さを出してチームにバリエーションをもたらしている印象です。

打線では石上が2番に入り、安打は出ずとも盗塁から得点と足を使った攻撃パターンに絡んできました。
打つ方では苦しんでいる部分が見られ、オープン戦で良かった「三振しない」「低めのボール球振らない」という部分が、シーズンでは出せていません。
もっと早いカウントで振っていくアプローチの方が良い結果が生まれやすいのかなと思うので、積極的にバットを出せる準備を打席前、試合前からしていけるかどうかが大事になりそうです。
それでも今日の初盗塁のように他の選手とは違った活躍の仕方が出来る選手ですし、この壁を乗り越えてさらに良さを出していって欲しいなと思います。

また度会が3安打ですが、個人的には凡退した4打席目が気になりました。
3安打は右投手であるサイスニードから、しかしこの打席は苦手としている左投手の嘉弥真との対戦で、どういった対応が出来るかという点で注目していました。
結果は9球粘ってレフトフライ。
最初は肩口からのスライダーに反応して身体が少し逃げてから戻すような動きがありましたが、粘っていくうちにだんだんとステップが最小限になり最後はきっちり自分のポイントで捉えた良い当たりのレフトフライでした。
頭部死球の影響もないことはないと思いますが、ここまで必要以上に左投手の変化球から逃げないという意識をしすぎていたのかなと感じました。
むしろこの打席のようにステップを最小限にすることで逃げようのない状態を作れたように思えます

近いうちに左投手との対戦が来ると思うのでその時にもう一度注意して見たいなと思うくらい楽しみです。

またこれは雑談的な話ですが、佐野が完全に復調、水曜日に底を脱したと言った牧もヒット2本と、我ながら凡退する姿を見て復調を予言する当たりっぷりが恐ろしい。
まあ見る目云々ではなくてこちらに伝わるくらいの工夫や努力をしている選手がすごいし、凡退する姿にも次回への期待はいくらでも持てるという話ですね。

投手では徳山が勝ちパターンで無失点登板しました。
今の徳山は技術以上に、ゾーン勝負出来るという自信が良い方向に向かっているのではと感じます。
元々球種構成のバランスが良い投手ではありましたが、球威が上がったことでコントロールの面にも相乗効果が生まれている印象です。
良い場面で投げてもっと自信がつけばもっと良い場面でも投げれる、という循環にもなりそうで大期待
です。

また伊勢もストレートが非常に良かったです。
本来の武器はこのストレートで、昨年はこの武器を失いながら引き出しでどうにか投げていた部分があったので、軸を取り戻した伊勢がまた復活できるかにも期待しています。

森原の時もそうですが、山本が真っ直ぐを使わせて腹を括らせるという心理的な操作まで行っているようにも思えます。
またこれが投手目線で「リードをする」ということだと思います。
一方で打者目線で「配球をする」ということは、苦手なコースを攻めさせたりということになりますが、後者は投手がいいボールを投げなければどうしようもないわけです。
山本はどちらも行っていますが、リリーフ投手のように球威があって多少アバウトでもゾーン勝負してくる投手は前者で気持ちよく投げさせているような今日の攻め方でした。
ただ山本自身の去年の今頃はそんな余裕もなさそうで、交流戦最後の試合ではかなりやらかしていたりなどもありつつ、後半戦から一気に成長した選手だと思います。
裏を返せば今年もそういった選手が出てきてもおかしくないということですし、現状の若手も楽しいですが今、ファンの視界に入っていない若手が成功体験1つで一気に掴みきることにも期待したいです

オースティンやウェンデルケンのような主力を欠いてもそれはそれとして戦っていける良さが見られた良い試合でした。
後半しか見られなかったのが悔やまれます。
明日も見られないのでまた勝つんでしょうね。

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